パチンコ機種という括りで見た場合、エヴァ9は訴求力があり、充分に合格点はあると思う。
が!ここからが大事な話なのだが…
パチンコユーザー各自が、納得してお金を入れ続けられるか?というと
それは、また別の話のように思えた。
その理由は、エヴァ9の通常時演出は
もっと作り込めただろうに…
と、実際に打ってみると、多くの人が思い込むからだろうな、の思いからである。
単体の演出が、派手目になっているのを否定する気は毛頭ないが
打ち込んでみると同じ演出がすぐに見られるという
過去シリーズも、払拭できなかった弱点が、エヴァ9にも付きまとっていたのである。
一方、専門誌では、滅多に見れない、多彩なレア演出の紹介。
かたや、エヴァファンやパチンコユーザーは、自らの手でそれらの演出を見たいにも関わらず、実際に見られるのは
お馴染みのハズレ演出…
このギャップ、乖離(かいり)が、シリーズ後半の機種寿命に影響を与えているように思える。
それよりも、エヴァ9では、リーチ演出が一新されなかったのが、一番残念だった。
ヤシマ作戦は、シリーズ5からの
5度目の映像化
に始まり、第8使徒はシリーズ6からの
4度目の映像化
8の最強リーチだったシンジ葛藤リーチも、今回搭載されていたりと…
エヴァQの映像全体で、構成されたエヴァ9と、エヴァQの映像を一部だけ引用したエヴァ9とでは
機種の重みが、北極と南極くらい違うのである。
恐らくだが、私たちの誰もが、エヴァ9を劇場版Qの映像を使うと初めて聞いた時
一部と思わず、かなり多くの部分を占める
と、誰もが思い込んだのではないか?
そして思い込んだ部分とのギャップ…
これがエヴァ9に対する
軽い失望感
に始まり、打ち込む要素を抑えてしまうのである。
最後に、エヴァ9を
今までの集大成の機種として、プラス思考で捉えられるか?それとも
寄せ集め
と、マイナス思考で捉えるか?
実は、このパチンコユーザーのメンタル部分「も」かなり大事だと思う。
もちろん僕は前者で見ているが、冷静に考えると
後者の考えが、今回ばかりはかなり多い気がするのである…
そしてホール関係者は、エヴァ9をどのように捉えているかと言うと…
~明日夜に続く~