近い将来、今日という日を振り返る時、三洋関係者はどのような思いを抱くのであろうか?
今日は三洋関係者の思惑通りの日だったのだろうか?
……
…
本来なら、今日は、とある機種の話題をする予定だった。
しかし…今日のCR大海物語3の稼働状況を見た以上、やはりパチンコニュースでも取り上げるべきだと思った。
今日、僕は、昼過ぎから晩にかけて、20ヵ所近くのホールに足を運んだ。
その目的はもちろん、CR大海物語3に対する
世間の反応を確かめることだった。
今更だが、CR大海物語3がデビューする今日は、ある意味、パチンコにおける真理の結審の日でもあった。
イヤ、回りくどい言い方は止めよう。
三洋が世間に提案した
回るパチンコの評価が決まる日こそが今日だった。
結果を語る前に個人的な感想を言えば…
今回の三洋の考えは、世間から共感はされないと思う。
すなわち失敗するだろう。
この同じような言葉を数日前、業界人倶楽部内でも僕は語っている。
そして、倶楽部内には僕と同じような考えをしている人間が複数いることも分かった。
失敗すると思われる一番の理由は
三洋が、やってあげようとしている事と
世間が三洋にやってほしい事が、完全に不一致しているからである。
月並みな言い方になるが、パチンコユーザーが本当に待ち望んでいたのは、回る台ではなく
勝てる台
だった。そのためなのか今日の新装開店は、過去に例を見ないほどの
寂しい新装開店
だった。イヤ、北斗の拳6も同時デビューなので、寂しいとは少し違う。
北斗は確かに熱気があった。
時間が経過すればするほど、北斗のシマの雰囲気は鉄火場近くになり、空き台を見つけるのが困難なほどだった。
しかし、CR大海物語3は、夜8時過ぎに
16台に対して10人しか座っていない店を目の当たりにしてしまう…
これが僕の中でのCR大海物語3を評価する決定打だった。
パチンコ業界のためにも、当然満席であるはずべき台がまさかの…
パチンコ人口が1000万人を切った話は確かに僕も聞いていた。
しかし、海物語の新作に対して、このような結果は
見てはイケない真理
のように思えた。やはり、今日は海物語のブランド崩壊と言っても過言ではないだろう…
業界の期待の声に応えられなかった海シリーズは今後どの道を選ぶのであろうか?
もう全て出せるスペックとして販売しているような気がする。
かくなる上は…まだ踏み込んでいない大当り確率の数値に踏み込んだスペックの開発をするのだろうか?
三洋は物語同様、裸の王様になるのだろうか…