ニューギンの若手営業マンを見て、慶次情報を観念した僕だったが、諦めの悪い性格なのか、念のために聞いてみた。
※会話内容は、秘密です。
僕の話にしどろもどろしていた社員だったが、偶然、2階から先輩社員が下りてきた。
この人なら分かるかもしれない…
僕は自分の身分と共に、把握している慶次情報を先に言うと…
驚いた!相手が僕を知っていたのだった。
それならなおのこと、話が早い!
パチンコニュースで、記事の取り組みをしたいから、正確な慶次情報を教えてほしいんだけど…
この図太さが僕らしい。
全てはパチンコニュースを優先する余り、メーカーの事情まで、すっかり頭が回らないのである。
……
…
結論から言うと、慶次情報については、ニューギンから教えてもらえた。
だが、業界人倶楽部内での書き込みは了解をもらえたものの、パチンコニュースでの掲載はNGだった。
ニューギンとしては、僕が良かれとパチンコニュースで発信した情報は、まずネットに流れ、万が一にもデビュー前に悪い評判を立てられたくない思いがあるのだろう。
今ならニューギンのそんな考えは充分に理解できる。
だが、僕は若い頃
僕はメディアなんだから間違えていない情報なのに、どうして発信を遠慮しなければならないの?
と、自分本意な考えをしていた。
そして…
自分の考えを貫いて
過去に、僕のフライング情報が、ある大型版権の機種寿命を縮めた苦い経験がある。
これも幸いメーカーからは、一言も責められていないが、僕の心に苦い傷痕を残した。
そんな感じで、反省と後悔を重ねて現在の僕がいる。
だから…今は急所急所で、すっぱ抜き情報、資料性、時事問題と
専門誌が真似の出来ない
本当に自分が発信したい情報だけを発信すればイイかな?と考えている。
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