梶原一騎先生のパチンコ業界における業績は…(その10) | 不屈座のブログ

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副産物の光の部分は…

少年画報を出版している少年画報社の週刊誌(少年キング)から、梶原先生にとって2本目のホームランを放つ。それが

『柔道一直線』(作画は永島先生)

だ。この時期、永島先生は少年画報社で、梶原先生原作の2本の連載を持ち、更に月刊誌でも3本の連載を持つ殺人スケジュールの生活を送っていた。

結果として、この生活が副産物の影も生み出してしまうハメになる。

ナント!柔道一直線の連載中に永島先生は外国へ出奔

したのである。

当時、柔道一直線は、少年キングの看板作品になっており、打ち切るに打ち切れないほどの作品に成長していた。

そのため話は途中のまま5ヶ月も休載して再開したのだが…。

更に1年数ヶ月後、とうとう執筆のギブアップを宣言してしまう。

これが柔道一直線における作画の先生が変更するという

トラブル

の舞台裏であり、この理由を後年永島先生がカミングアウトするには

マンガを描いているうちに精神的に病んでいった

とあるのだが、執筆作品をなぞらえると

挑戦者AAAが、原因の可能性がかなり高いのである(滝汗)。

前述したが、挑戦者AAAの世界観はスパイものであり、永島先生の作品中

最も人が死んだ作品

でもあった。更に登場した敵キャラが

覆面の首領

を始めとして、ナチスっぽい制服の悪の組織の幹部、極悪な殺し屋、主人公をすぐ裏切る仲間

ん~

『仮面ライダー』の設定を彷彿させるなぁ(笑)とか思っていたら

『タイガーマスク』の虎の穴

の存在だった(爆)。

後半に少年キャラを取り入れストーリーに変化をもたらしたのは、永島先生が編集者を通じて梶原先生に要望していたのかもしれない。

梶原先生も以後、本格スパイマンガを手掛けなかったが

虎の穴

の設定が、先生のスパイ観であり、時代を先取りしていたと好意的に解釈できるのは、先生のファンだけなのかもしれない…

~明日に続く~