先週の8日に決算報告を行ったSANKYOですが、前期と比べ5割アップの売上だったそうです。
そこで今回のパチンコニュースは、その中で明るみになったSANKYO、ビスティー、ジェイビーの3ブランドのパチンコ販売機種の数値にスポットを当ててみたいと思います。
今期(2013年4月~2014年3月)のパチンコ機種の販売実績は、11機種29万1967台(前期は8機種16万6939台)でした。
その内訳については、機種名、販売目標台数、販売実売台数の順に言いますと…
SANKYOブランド
CRF機動戦士ガンダム
75000
81600
CRFタイガーマスク2(甘)
15000
10200
CRFスレイヤーズREVOLUTION
30000
非公開(10000未満)
CRF機動戦士ガンダム(甘)
30000
24700
CRF海猿
30000
10500
ビスティーブランド
CR蒼天航路
20000
非公開(10000未満)
CRヱヴァンゲリヲン8
80000
75700
CR鉄拳
40000
18700
CRヱヴァンゲリヲン8(甘)
20000
12800
ジェイビーブランド
CRマジカペ
5000
13600
CRゴーストNEO
20000
13500
CRすろんこFLOWER
10000
非公開(10000未満)
CR超天竺
10000
非公開(10000未満)
非公開の4機種ですが、総販売実売台数から逆算すると
台当たり7500であることが分かります。
更にこの中で唯一甘デジにならなかったのが、CR蒼天航路だけなので、深読みすると…
CR蒼天航路の推定販売台数6000台
CRFスレイヤーズREVOLUTION、CRすろんこFLOWER、CR超天竺の3機種の推定販売台数は、各8000台くらいなのかもしれません。
ちなみに期待通りの販売結果になったのは、CRF機動戦士ガンダムとCRヱヴァンゲリヲン8の2機種だけで、他の機種は「苦戦を強いられた」とSANKYO関係者は総会で述べられていました。
こうして見ると(何度も言いますが)現在はパチンコ販売の厳しい時代なんだと分かります。
特にパチンコユーザーに支持されているはずのCRヱヴァンゲリヲン8の目標台数が届かなかったことからも
メーカー、ホール、ユーザーの3者の関係は、見えないところで歪みが生じているのかもしれません。
また、CR鉄拳というビッグコンテンツも販売における理想と現実の差が2万台以上も達しており、売上を見越して先に生産していたりすると、SANKYOとしても致命傷になっていたのかもしれません。
それほど販売機種については、今一度見直す時代になったのかもしれません。
最後に、SANKYOの営業マンが苦戦した販売エピソードを一つ。
CRFスレイヤーズREVOLUTIONですが、セールストークやホール関係者向けのポスターに「主演林原めぐみ」とアピールしてましたね。
だけどホール関係者の中には、林原めぐみ、って誰?で始まり、そこでエヴァの綾波レイと説明して、あ~、な会話がかなりあったみたいです(ちなみに僕も知りませんでした(爆))。
綾波レイならホール関係者も話に食い込むのでしょうが、林原めぐみさんと聞いても、ホール関係者の反応が鈍いことにメーカー関係者は、そこまで気が付かなかったみたいです。
今思えば、このような(関連づけた)販売手段こそがパチンコバブルの名残なのかもしれません。
今回のニュースに関しては、関係者の方から販売目標台数の数値をご教授下さったことで発信が可能になりました。
心から感謝しております、本気で!!