…ジョンウンSide…
ワールドツアーが始まり毎日練習や打ち合わせに忙しく
気がついたら2週間も経っていた。
今日も事務所で打ち合わせをして今から帰るところだ。
(疲れがとれない。)
眠くて今にも閉じてしまいそうな目をこすりながら
溜まっているメールをチェックする。
『ジョンジン:ヒョン体調は大丈夫?風邪引かないようにね^^』
自分の体調を気遣ってくれる弟からのメールを読み終えた後
ふとあの子の顔が頭に浮かんだ。
思い切ってジョンジンに電話をする。
今日ジョンジンは用事があって先に店を空けたらしい。
時間があるなら後片付けだけでも手伝ってあげてと言われ
まだ事務所に留まっていたが急いで事務所を出ようとした。
「ヒョン!今帰り?」
後ろからメンバーのリョウクが話しかけて来る。
「ああ、カフェに寄って帰る。」
返事も適当になってしまったが今はそれどころじゃない。
(会えるかもしれない…)
リョウクの方に向き直ることもせず
さっさと車に乗り込み、カフェへ車を走らせた。
?「どうしたの?」
リョウク「あっソンミンヒョン!」
ソンミン「イェソンヒョンがどうかした?」
リョウク「何だか急いで帰っちゃった。カフェに寄るみたい。」
ソンミン「あの急ぎ方…本当にカフェに行くのかな?^^ふふ」
リョウク「…疑わしいねkkk」
リョウクとソンミンにそんな噂をされてるとも知らず
度々引っかかる信号にイライラしていた。
(…間に合わないか…)
なかなか変わらない信号に苛立ちを隠せない。
焦りに似たような気持ちを抱きながら店先に車を止めたら
ちょうど彼女が戸締りをしているところだった。
寒そうに手をこすりながら看板をしまおうとしている。
(会えた…)
少し緊張しているものの車から降りていくと
すあも驚いたような顔で自分を見ている。
彼女の顔を見て確信した。
(会えたと言うより「会いたかった」だな…)