家に帰ってからもまだドキドキしていたけど
時間が経つにつれ落ち着いてきた。
まだ抱きしめられた感覚が残っている。
どうしようもない気持ちでいっぱいになり
親友のヒョリンに電話を掛ける。
プルルルル…
ヒョリン「もしもしー?」
ヒョリンの声を聞いた瞬間なぜか涙が溢れてきて
自分から電話を掛けたのになかなか話す事が出来ない。
ヒョリン「すあ?泣いてるの!?何かあった!?」
「ううんだいじょーぶ。ただ驚いちゃって…」
ヒョリン「今から行くから!ちょっと待ってて!」
そう言って電話を切った後
やっぱり涙が止まらなくて泣いていた。
1時間後ヒョリンが家まで来てくれた。
あたしの大好物のトッポギやキムチにお酒まで買い込んで。
ヒョリン「…落ち着いた?」
ヒョリンは何も聞かずに、ミルクたっぷりの紅茶を入れてくれて
目が腫れないようにって温かいタオルまで用意してくれた。
熱いミルクティーを一口飲むと体に染み渡る感じがする。
ヒョリン「…イェソンと何かあったの?」
ヒョリンの問いかけに何も言えずにいると
ゆっくり背中をさすってくれてまたウルウルする。
ヒョリン「話したくなったらでいいよ^^」
そう言ってヒョリンはキッチンに行き夕食の準備を始めたので
聞こえるか聞こえないかほどの声でヒョリンに話しかけた。
「だ、抱きしめられたの。」
そういうとやっぱり涙が溢れてきて止まらなくて
ヒョリンの顔を見れない。
するとヒョリンがまた背中をさすってくれた。
ヒョリン「…抱きしめられて嫌だった?」
首を横に振る。
嫌だとは一度も思わなかった。
ただ心臓の音がすぐ耳のそばで聞こえて
どうしていいのかわからなかっただけだ。
ヒョリン「彼の事が嫌いになった?」
「そんなことない!でもお店で会うのに…どんな顔して会ったら良いのか…」
ふふっとヒョリンは笑って夕食の準備を再開し始めた。
ヒョリン「きっと彼も同じ気持ちだよ^^自分の気持ちに嘘を付かなければいいんじゃない?」
ヒョリンに話すと少しスッキリした。
用意してくれた夕食も美味しくて沢山食べてしまった。
ヒョリンに話してよかった。
明日はまたカフェでバイトだもん。
頑張ろう。