Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee -43ページ目

Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee

SuperjuniorとSHINeeの小説を書いています。
全てフィクションです。

彼がしっかり眠ったのを確認しリビングへ戻ると

ソンミンとリョウクが話をしていた。



リョウク「すあ。ヒョン寝たの?」



「うん…凄くつらそう…」



ソンミン「ツアーが始まってからずっと体調悪かったの。

      毎週末海外だからどうしても疲れも溜まるしね。」



彼らの話を聞くと忙しさを目の当たりにする。

疲れも出たのだろう。



リョウク「おかゆ作るの手伝ってくれる?^^」



リョウクに誘われて彼が起きた時に食べられるように

玉子入りのおかゆを作った。








その時持ってきたチョコの事を思い出した。



「あ、これみんなに…」



メンバーとマネージャーさんの分のチョコが入った

紙袋をソンミンに渡す。



ソンミン「わあ!手作りだあ!」



「きっとファンの子達からも貰うだろうけど^^」



ソンミン「すあの手作りだから嬉しいんだよー!^^」



メンバーがどやどやと集まりだし、包みを開け食べ始めた。

嬉しそうな顔を見ると少しホッとした。



彼の写真騒動であたしに気を使ってくれていたのが

痛いほど分かったからだ。



彼へのチョコが入った袋を持って部屋に入る。



そっと体に触れるとまだだいぶ熱い。

ぐっすり眠っているせいか触っても目を覚ます事はない。



紙袋をサイドボードに置こうとした瞬間

彼の携帯がなり、バイブの振動でサイドボードから落ちた。



拾おうとした瞬間画面に触れてしまった。

次の瞬間、女性の声が聞こえた。








?「ヨボセヨー?」



オンマの声ではない。



そっと拾い上げた電話を耳に近づける。



?「ヨボセヨ?ジョンウナー?」



明らかに若い女性の声だった。

心臓が早鐘のように鳴る。



ジョンウン「…ん…スジや?」



彼がふと目を開けた。

まだつらそうな瞳が声の主を探しているようだ。



反射的に電源を切ってしまった。



声が聞こえなくなったら彼はまた目を閉じた。

少しすると静かな寝息が聞こえた。








彼が言うのだから間違いないのだろう。



メンバーだって従姉妹だって言っていたのに

やっぱりどこか信じられない自分がいる。



あたしとはなかなか連絡も取れないのに

電話を掛けてきた女性とは連絡を取っているんだもん。



彼を信じたいと思う気持ちと

彼の事を疑ってしまう自分がいる。



涙が止まらない。



このままここにはいられないと思い

彼の部屋を出た。








リビングにはメンバー達がまだ何人かいたが

声も掛けずに荷物だけを握り締め宿舎を出た。



リョウク「すあ?」



後ろからリョウクに声を掛けられたが

振り返れば泣いているのがばれてしまう。



返事もせずに勢いよく玄関を飛び出した。

「でも…電話に出てくれなかった…」



ソンミン「電話したの?」



ジョンウン「あれは、目の前にジョンジンが居たし…」



理由を聞けば当たり前の事だ。



ジョンジン君にもまだ話していないのだから

目の前であたしからの電話に出るのは危険には変わりない。



だけどなぜか涙が浮かんでくるのが分かる。



ジョンウン「すあ?」



彼が顔を覗き込んでくる。

泣いてる顔を見られたくなくて目を逸らす。



彼があたしの髪を撫でながら

「ごめんな。」って優しい声で言った。



次の瞬間彼が抱きしめてきた。








抱きしめられたのかと思うとそうではなく覆いかぶさって来た。

驚いて彼を見ると様子がおかしい。



息遣いが荒く自分で体を支えられないようだ。

話しかけてもちゃんと返事をしない。


「ジョンウンさん…?」



彼の体に触れるとすぐに分かるほど熱く

少し汗ばんでいた。








メンバー達に部屋に運んで貰い

ベッドに寝かされた彼はぐったりとしていた。



イトゥクがマネージャーに電話をしていた。



リョウク「すあ、これ貼ってあげて?」



リョウクから渡された冷えピタを彼のおでこに貼る。



少し長めの前髪をそっと上げ汗を拭く。

冷えピタを貼るとひんやりとした刺激に彼が目を覚ました。



ジョンウン「すあ?」



「はい、ここにいます^^体調…ずっと悪かったんですか?」



ジョンウン「いや…」



「ドンへに聞きました。空港に来てくれた時も体調悪かったんでしょう?」



ジョンウン「ああ…」



「あたしには嘘つかなくてもいいのに…」



ジョンウン「うまく…言えるタイプじゃないよ…」



熱でつらそうな顔でフッと笑う。

目を開けているのもつらいようですぐに目を閉じてしまう。



しばらく手を握っているとすーっと眠ってしまった。

リョウク「ヒョン、座って。」



リョウクに言われるがままに彼とソファに座る。

他のメンバーも休みなのかリビングに集まっていた。



彼の顔を見るも赤い目のまま何も言わずにうつむいている。



ソンミンが淹れてくれたコーヒーを受け取るときに

ようやく彼が手を離してくれた。



メンバーからの視線が突き刺さる。

沈黙が続き気が持たないので、自分から話を切り出した。








「あの…何かあったんですか?」



メンバーが一斉にあたしを見る。

戸惑ったような顔をしているメンバーもいれば

驚きが隠せなくて口をあんぐり開けているメンバーもいる。



状況が飲み込めない。



「ジョンウンさん…?」



何か言って欲しくて彼の方を見ると

相変わらず赤い目をしていて目が合うと同時に抱きしめられた。



リョウク「すあ…もしかして知らなかったの?」



リョウクが驚いた顔であたしを見ている。

ただ何の事だかさっぱり分からない。



「何を?」



そう問うとメンバーから笑い声が聞こえた。



イトゥク「ジョンウン。安心しろ。自分の口から伝えられるぞ。」



クスクスと笑いながら、一冊の雑誌を差し出した。

芸能人のゴシップ雑誌のようなものだ。



イトゥク「こういうの読まないの?」



「あ…基本的にアイドルとか興味ないんで…」



ドンへ「ヒョン!だから言っただろ?」



そういうとドンへが声を上げて笑った。

ヒョクチェとドンへはハイタッチをして嬉しそうだ。








リョウク「実はね、ヒョン写真を撮られたの。」



ぺラッとめくったページにはサングラスをかけた

彼が車から降りてくるところだった。



よく見ると一昨日見た女性が写っている。



「これ…あたしも見た…」



ソンミン「えっ!どういうこと?」



「あ…あたしこの時カフェの近くにいたの…。

 ジョンウンさんの車だって気付いたから少し待ってたんだけど…」



リョウク「他の女と出てきたって事か…」



リョウクがグサリと核心を突く。



リョウク「ヒョン、もう少し気をつけるべきだったんじゃない?」



メンバー達がそうだそうだと話をしているが

あたしには何だか腑に落ちない会話だった。









ハッキリしない彼の態度に少しイライラしてきて

彼の方へ向き直り単刀直入に聞いた。



「誰なんですか?」



彼が驚いた顔であたしを見ている。

あたしは視線を逸らさなかった。



ジョンウン「従姉妹だよ。メンバーは会ったこともある。」



メンバーを見るとうんうんと頷いている。

後ろでニヤニヤと笑っているメンバーもいるけど。


でもじっと見つめてくる彼の目に嘘はないと思う。

必死にあたしに伝えようとしてくれてるのが分かったから。