Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee -4ページ目

Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee

SuperjuniorとSHINeeの小説を書いています。
全てフィクションです。

【幼馴染.61】砂浜を少し歩くとキラキラと光る水面に目を惹かれた。「うわあ…綺麗っ!見てみて!じょんうな!」後ろを向くと彼は嬉しそうに笑っていた。『だろ?1人になりたい時によく来るんだ。あそこにあるカフェが行きつけ。』「えー?自分のお店があるのに?ふふ」 #SJで妄想




【幼馴染.62】『店じゃ1人になれないからな。』彼の視線の先には白い建物のカフェがあった。オレンジのライトが看板を照らしている。クスクスと笑うあたしの顔を見て、彼は恥ずかしそうに鼻の下を触った。「じょんうんもまだその癖やってるー!」懐かしくなり彼の顔を覗き込んだ。 #SJで妄想




【幼馴染.63】彼の学生時代からの癖だった。照れたり困ったりするとすぐに鼻の下を触る。何だか可愛くて彼の手を下ろそうと握ると、急に彼がその手を強く握り返して来た。『…あいつは?』「え?」『あいつの…彼氏の癖は?』突然真剣な表情になった彼は、手の力も緩める気配はない。#SJで妄想




【幼馴染.64】『店に来てたあいつは…?』「な、何言い出すのー!癖なんかわかんないよー」話をそらそうとすると、彼が急に腕を引っ張った。「きゃっ!」次の瞬間、すっぽりと彼の腕の中に抱きしめられていた。『俺の癖は覚えてるのに?あいつの癖は分からないのか?』 #SJで妄想




【幼馴染.65】「じ、じょんうなー?」顔をあげたくても彼の腕の力が強くて抜け出せない。その時彼が小さな声で何か言った。「え?なんて?」すると彼は腕の力を抜いた。そしてあの小さな手であたしの両手をぎゅっと握って、真剣な顔であたしを見た。「ど、どしたの?」『…好きだ。』 #SJで妄想




【幼馴染.66】驚いて言葉も出なかった。『もう遠慮はしない。俺の好きにする。』「あ、あの…え…」『あの時言えなかったんだ。卒業式の日に言うつもりだった。呼び出されて戻った時にはお前は居なくて…今やっと言った。』少し赤い顔をした彼はうつむいて頭をガシガシとかいた。 #SJで妄想




【幼馴染.67】『今すぐお前の気持ちが聞きたいとかじゃない。ただ俺は…今もお前の事が好きだ。だから、会いたいと思うし…こうして一緒に居たいって思う。』彼の口からこんな言葉が聞けるとは思ってもみなかった。今すぐ目の前にいる彼に「あたしも同じ気持ちなの。」って言えたら… #SJで妄想




【幼馴染.68】『行こう』そう言って彼はあたしの手を握り、自分のジャケットのポケットに入れた。涙で半分前が見えない。指先から伝わる彼の鼓動が、温かさがあたしの胸を締め付けた。ずっとその言葉が聞きたくて、ずっとずっと待ってたはずなのに…こんなに苦しいのは何故だろう。#SJで妄想




【幼馴染.69】結局あの後、目の前のカフェでテイクアウトしたものを車の中で食べた。温かいカフェオレと焼きたてパンの香り、そして彼の温もり。彼はあたしの手をずっと離さなかった。時折目が合うと更にぎゅっと手を握り、優しく笑った。幸せ…ぽつりと口から溢れる自分に驚いた。 #SJで妄想




【幼馴染.70】家まで送ってもらい、彼の車が見えなくなるまで見送った。ふと見上げると部屋の電気がついている。(ドンへ…来てるのかな…)携帯を確認すると「まだ仕事中?」とだけメールが入っていた。確認しながら部屋の前で鍵を取り出すと、待ち構えていたかのようにドアが開いた。#SJで妄想




【幼馴染.71】「おかえり」いつもと変わらない笑顔であたしを迎えた。「ただいま」玄関に入った瞬間またあの匂いがした。あの子の香り。「遅いから心配しちゃった、メールしたのに。」あたしの着ているコートを脱がそうとしてくるドンへの手を思わず止めた。「どうしたの?」 #SJで妄想




【幼馴染.72】「何かあった?」不安そうな顔であたしの顔を見ている。「この…香水の匂い…なに?」意を決して言葉にした。「…え?」「この香水、この間カフェで一緒に居た子と同じ。」ドンへの顔が曇り驚いたように手を離した。「今日だけじゃないでしょ…?何度も…何度も…」 #SJで妄想




【幼馴染.73】「部屋にも入れたの?ここに?」涙で視界が歪む。ドンへの顔さえもちゃんと見えない。ただ口から出る言葉は止められなかった。「いつから?…あたしと付き合う前から?」「違うよ」「じゃいつからなの?!」きっとドンへの前で初めて大きな声だした。「な、何だよー?」 #SJで妄想




【幼馴染.74】「そんなことよりさ、明日うちの母さんがこっちに出てくるから一緒に昼飯食おうって言っ「無理だよ…」次々と流れては落ちる涙を堪えることはできなかった。「どんへ…あたし達もう無理だよ…」涙の向こう側にあたしと同じように泣きそうな顔をしたどんへがいる。 #SJで妄想




【幼馴染.75】「どんへも気づいてるんでしょ?あたし…じょんうんが「俺の事嫌いになった?」頭を抱えてどんへがしゃがみ込んだ。「… あいつが原因なのか?ならバイトも辞めろよ!俺がお前の事くらいっ…」涙で濡れた頬にどんへの手が優しく触れる。「俺は嫌いになんかなれない。」#SJで妄想




【幼馴染.76】「…でも、あの子と会ってたんでしょ?」ずっと我慢してたものが溢れ出た。「あたしも悪いの。どんへのことは好きだけど、心の何処かにずっとじょんうんがいたから…」顔を上げるとどんへの目からもぼろぼろと涙が落ちていた。「大切に…してくれたのも分かるの。 #SJで妄想




【幼馴染.77】「だけどどんへに近付きたいって思うたびに、あの香水の匂いがするの。ああ…またあの子に会ってるのかって…」次の瞬間どんへにきつく抱きしめられた。「ごめんっ、俺…」耳元でどんへが泣くのを堪えてるのが分かった。「ごめんな、ほんとにっ…ごめんな…」 #SJで妄想




【幼馴染.78】結局あのまま眠ってしまった。ベッドで小さな寝息を立てている彼は、いつもと変わらず子犬のようだった。繋いだままの手には涙の跡が残っている。ゆっくり手を離すと、どんへは反対側へと寝返りを打った。朝陽がキラキラと窓から射し込む。きっといつもと変わらない朝。#SJで妄想




【幼馴染.79】化粧も直さずコートを羽織った。携帯と財布だけポケットに入れ、特に行くあてもなく歩き始めた。駅で買った缶コーヒーを飲みながら電車に揺られた。窓の外は冷たい空気と暖かい陽の光が重なるようにゆらゆらと揺れた。気がつくと昨日じょんうんと来た海辺に来ていた。#SJで妄想



【幼馴染.80】砂浜へと続く階段に座った。昼間と言えどかなり冷える。誰もいない海辺は昨日と同じように静かだった。ポケットに手をいれると携帯が当たる。取り出し画面に触れると何件もの着信履歴が目についた。(どんへ…どんへ…)連なる名前にひとつため息をつく。「…え?」 #SJで妄想




【幼馴染.81】「じょんうんだ…」何件も続くどんへからの着信の後に、彼からの着信が入っていた。「どうして…」携帯を握る手に力が入る。メールの通知に気付き確認すると、どんへからのメールに混じって彼からもメールが来ていた。『どこにいるんだ?』『電話に出ろよ。』#SJで妄想




【幼馴染.82】彼からの着信に心が揺れたけど、どうしていいか分からず携帯をポケットに戻した。波の音が心地よかった。水辺の近くへ行きたくなり立ち上がると、すぐ後ろで砂を踏む音がした。『っは、居た…』聞き慣れた声だった。振り返るとそこに立っていたのは彼だった。 #SJで妄想




【幼馴染.83】彼は少し息を弾ませ、手の甲でおでこの汗を拭った。セットもしていない髪が風になびき、前髪がふわりと舞った。「なに、し、てんの?」『はあーっ…良かった…』あたしの質問には答えずに地面に座り込んだ。その場に一緒にしゃがみ込むと、彼はあたしの手をスッと握った。#SJで妄想




【幼馴染.84】彼はキッとあたしを見据え、『冷えてるな、移動しよう。』そう言ってあたしの手を握ったまま歩き始めた。「ちょっ、ちょっと!」『話はそれからだ。』前を向いたまま彼が言った。向かった先はあのカフェ。オレンジ色のライトがあたし達を温かく迎えてくれた。 #SJで妄想



【幼馴染.31】『お前あの時何て言おうとしたの?』真剣な眼差しで彼があたしを見ている。「えと、そんな事あったっけ?」うまく言葉が出て来ず俯くと、知らないうちにニットの裾をぎゅっと握っているのに気がついた。『別に…いいんだけどな。』そう言ってまた同じ歩幅で歩き出した。#SJで妄想




【幼馴染.32】嘘だよ?今でもハッキリと覚えてる。あの日の事。あたしね、告白するつもりだったの。留学が決まったってジョンウンから聞いた後、後悔したくないって思ったの。だけど結局伝えられなかったね。クラスメイトに呼び止められたあなたは、告白されていたから。 #SJで妄想




【幼馴染.33】ジョンウンが告白されている姿を、彼の傘の中で見ていた。照れたように笑う彼は、少なからず嬉しそうだった。あたしは我慢出来なくて、傘を置き、その場を離れた。『来週から忙しくなるけどよろしくな。』彼の声にハッと我に返った。「うん!任せて^^」 #SJで妄想




【幼馴染.34】いよいよカフェもオープンし、慣れないながらも充実した毎日を送っていた。あれから彼とも変わらず話せている。『それ取って。』彼がホールからキッチンの中を指差した。「はいっ」言われた物を差し出すと、勢い余って彼が手を受け止めた。『おっと、ありがと。』 #SJで妄想




【幼馴染.35】彼の手が触れた部分が熱い。手だけでなく顔まで熱くなるのが分かった。その時お店の電話がなり、彼が急いで出た。『悪い、誰か窓際のテーブル拭いといて。』彼の指示にバイトの子が反応したが、キッチンも任されているため身動きが取れない。「あたし行きます^^」 #SJで妄想




【幼馴染.36】『助かります!』その女の子は2歳下で彼のいとこらしい。笑った顔が可愛くて、とても気が利く子だった。(窓際だったよね…)ふきんを手に窓際のテーブルへと急いだ。トレーを下げ、テーブルを拭いていると後ろから声を掛けられた。『ここいいですか?』「あ、どう…」 #SJで妄想




【幼馴染.37】「…どんへ?」驚いて掛ける言葉が見つからないのは彼も一緒だった。スーツ姿の彼はあたしがプレゼントしたネクタイをしていた。『カフェってここだったの?』いつもと同じ優しい笑顔で話し出した。「うん…どんへは外回り?」『うん^^取引先行って来た帰り。』 #SJで妄想




【幼馴染.38】『俺の会社の近くじゃん、教えてくれたら良かったのにー』「あ、慣れるまでは…何か恥ずかしくて…」 するとその時後ろから彼に呼ばれた。『どうかした?』「ううん、あの、」彼とどんへに挟まれ緊張して顔が熱くなる。「あのね、」『落ち着け、またやってる。』 #SJで妄想




【幼馴染.39】彼はクスクスと笑いながら、気づかないうちに前髪へと伸びていたあたしの右手を優しく掴んだ。その瞬間どんへの眉間に皺が寄るのが分かった。『お客様、こちらの席にどうぞ。』彼がどんへに声をかけると、どんへの後ろからひょこっと女性が顔を出した。『先輩?』#SJで妄想




【幼馴染.40】『座りましょ?』栗色の髪でボブカット、背は低くどんへの後ろにすっぽりと隠れていて気がつかなかった。『ごゆっくりどうぞ^^』彼はどんへとその女性が座ったのを確認し、軽く頭を下げてあたしの背中を押した。その場を離れようとした瞬間、体が一気に強張った。#SJで妄想




【幼馴染.41】(この子なんだ…)彼女の横を通り過ぎようとした瞬間、たまにどんへから香る香水と同じ匂いがした。心臓がズキズキと痛む。分かっていたはずなのに、いざ目の当たりにするとショックだった。『大丈夫か?』あたしの顔を覗き込む彼の表情までは汲み取れなかった。#SJで妄想




【幼馴染.42】「だいじょーぶ。」俯いたまま返事をすると、彼は小さく溜息をついて聞いて来た。『彼氏?』ぶしつけな質問に答えずにいると、急に手を握って来た。『お前さ…』彼の言葉に顔を上げると、言葉を飲み込むかのように視線を逸らした。『無理すんなよ。』 #SJで妄想




【幼馴染.43】その日の帰り道、家は反対方向なのに何故か彼は家まで送ってくれた。「うわ、さむいっ」『ん。』彼は手に持っていた自分のマフラーをあたしに巻いてくれた。「いいのに!じょんうん寒いでしょ!」『いいって。』彼はそう言うとポケットに手を突っ込んだ。 #SJで妄想




【幼馴染.44】「ありがと。」恥ずかしさと申し訳なさでどうしていいか分からず、首に巻かれた彼のマフラーに顔をうずめた。(じょんうんの匂い…知ってる匂いだ…)ふと顔を上げると前を歩いていた彼があたしを見て、にっこりと笑っていた。『こうしてると昔に戻ったみたいだな。』 #SJで妄想




【幼馴染.45】「もう若くないよー?」笑いながら彼の隣へ立つと、彼はポケットから手を出し、あたしの手をきゅっと握った。ドキドキして顔が熱くなる。「えっ、あの、どうしたの?」『…着いた。』気が付くとマンションに着いていた。「あっ、ありがとね?」『…また電話する。』 #SJで妄想




【幼馴染.46】彼はそう言うと、手を離して照れたように笑い、駅の方へと歩いて行った。彼の姿が見えなくなってから部屋へ戻ると、真っ暗な部屋に少しホッとした。(どんへ来てない…)複雑な気分のまま、コートも脱がずにベッドに倒れ込んだ。「あたし…どうしたらいいのかな…」 #SJで妄想




【幼馴染.47】目が覚めると朝になっていた。コートを着たままベッドに倒れこんだはずなのに、気が付くとコートは鏡の前に掛けてあり、すっぽりと毛布に包まれていた。体を起こすと、隣でどんへが寝ていた。朝陽が当たっている少し明るい茶色い髪がキラキラと光った。 #SJで妄想




【幼馴染.48】すやすやと眠るどんへの顔にかかっている前髪を撫でると、お酒の強い匂いとまたあの香りがした。「…またあの子と…居たの?」涙が頬を伝うのが分かる。浮気をされて悔しいのか、悲しいのか。じょんうんと再会して、心が揺らいているあたしには判断出来なかった。 #SJで妄想




【幼馴染.49】どんへから離れベッドを出る。熱いコーヒーを入れてソファに座った。まだ気を許すと涙が出そうになる。ふと携帯を見ると、じょんうんからメールが来ていた。『明日時間ある?』カレンダーを見ると3連休の初日で、カフェのシフトも入っていないし、特に予定も無かった。#SJで妄想




【幼馴染.50】マフラーも借りたままだったことを思い出し、すぐに返事を打った。緊張しながら彼からの返事を待つ。ブーブーブー。バイブ音に気づき携帯を確認すると、彼からの返事だった。『じゃ駅前のカフェで、17時に^^』簡単に返事を返した。どんへのことが引っかかるけど、 #SJで妄想




【幼馴染.51】今は彼の言葉に甘えたいと思った。逃げているだけかもしれない、だけど今はそこまで考える余裕はなかった。携帯を置き、着替えようと寝室へ入ると、どんへがぼーっした顔でベッドに座っていた。あたしに気が付くと、いつものように子犬のような顔で笑った。 #SJで妄想




【幼馴染.52】『おはよ♡』「おはよ…」そう言ってどんへはあたしをベッドの上に座らせた。『昨日何かあった?コートも脱がずに寝てたよ?』「あ、疲れてた…のかな…」不思議そうな顔をしていたが、次の瞬間にはにっこり笑ってあたしの頬を撫でた。『何かあったらすぐに言ってね?』 #SJで妄想




【幼馴染.53】そう言ってニッコリと笑ったかと思うと、またベッドに横になって眠ってしまった。スースーと小さく寝息を立てているどんへ。以前はその光景が好きだったが、今は寝息さえもモヤモヤを増やす要因だった。また目が涙で滲む。どんへに気づかれたくなくてそっと寝室を出た。 #SJで妄想




【幼馴染.54】次の日は朝から落ち着かなかった。バイトは休みだったし、どんへも仕事があると言って来ていなかった。鏡の前でメイクをしてみるが、思ったより早くに準備が出来てしまった。(…早いけど…)淡い色のワンピースにブーツ、お気に入りのコートを羽織って家を出た。 #SJで妄想




【幼馴染.55】街中はXmas一色だった。ツリーに飾られた沢山のオーナメント、キラキラと光る街がとても綺麗だった。約束したカフェに入ると、もう彼は来ていた。コーヒーの飲みながら携帯を見ている。入口から「着いたよー?」とメールを送ると、パッと顔を上げ、辺りを見渡した。 #SJで妄想




【幼馴染.56】目が合うと残りのコーヒーを飲み干し、あたしの方へと向かって歩いて来た。カフェをあとにし歩き出すと『早いな。』「じょんうんこそ。」『…考え事してた、』暗くなり始めた空を見上げて、彼は大きく伸びをした。『じゃ行こう^^』と鼻歌交じりに車へと乗り込んだ。 #SJで妄想




【幼馴染.57】「どこに行くの?」『着いてからのお楽しみ。』「気になるのにー」『変なとこには連れて行かないよ。』そう言うと彼はクスクスと笑った。車で30分ほど走ると、海の近くに来ていることが分かった。『もうすぐだよ。』窓の外に目をやると、チラチラと雪が降っていた。 #SJで妄想




【幼馴染.58】『ん、着いた。』殺風景な駐車場に車を止め、降りるとチラつく雪に寒さを感じる。「さむいよおー!」『目の前海だしな。』ははっと笑って彼はスタスタと歩き始めた。少し歩くと砂浜に入った。『ほら。』「え?何?」『手、出せ。』言われるがままに手を出すと、 #SJで妄想




【幼馴染.59】彼の小さな手があたしの手をぎゅっと包み込んだ。『懐かしいな、昔もよくお前の手引いて歩いたよな。』「えー?それ…幼稚園の頃とかでしょ?」ふふっと笑うと彼も笑った。『昔から泣き虫だもんな、それは今もか?』「もう大人だよー?子どもじゃないんだから!」 #SJで妄想




【幼馴染.60】きっと砂浜で歩きにくいから、手を貸してくれたんだと思う。ヒールのあるブーツを履いているあたしを気遣ってくれたんだろう。そう思っている頭とは裏腹に、心臓は痛いほど早く打ち、頬を熱くする。指先まで脈が打っているかのようだった。(やだな…緊張する…) #SJで妄想




【幼馴染.1】朝日をたっぷり浴びて目覚めた朝は、気持ちもスッキリして頭もシャキッとしていた。リビングでコーヒーを飲んでいると、寝室からごそごそと音が聞こえる。『…おはよ。』「おはよー?」『起きたなら起こしてくれたらいいのに…』寝癖がついた頭で頬を膨らませている。 #SJで妄想




【幼馴染.2】『朝からどっか行くの?』「うん、今日面接なの。」鏡で全身をチェックしていると、彼はベッドから立ち上がり後ろから抱きしめて来た。『何時に終わる?ご飯 食べに行こ?』鏡ごしに子犬のような目で見つめて来る。「えっと、終わったら連絡するね?」 #SJで妄想




【幼馴染.3】彼から体を離し、マフラーを巻いて家を出た。彼の名前はドンへ。大学時代の同級生で、卒業式の後の打ち上げでみんなの前で告白され、付き合うことになった。彼は大手の会社の営業マンで、大学時代と変わらず人気があった。優しくてお洒落で完璧な彼氏だった。 #SJで妄想




【幼馴染.4】彼と付き合い始めて4ヶ月が経った。春から働いていた職場を辞めて、新しい就職先を探している所だ。今日は面接を受けに行く。バッグの中の履歴書を確認して、前髪を整える。一般企業に就職したけど、どうしてもカフェで働きたいという夢が捨てきれなかった。 #SJで妄想




【幼馴染.5】まだオープン前のカフェで、オープニングスタッフを募集しているのを、通りすがりに貼り紙を見かけたのだ。大きく深呼吸をして、そのカフェのドアを開ける。カランカラン。「こんにちわ…」声を掛けると中から若い女性が顔を出した。「面接をお願いしてる者です。」 #SJで妄想




【幼馴染.6】『そちらの窓側のお席でお待ち下さい、オーナーが参ります^^』指定された席へつくと、テーブルな中央にポツンと一輪だけ花が飾られていた。(これもう少し可愛く飾ればいいのに…下にコースター引くとか…)小さな花瓶に手を伸ばした瞬間、後ろから低く掠れた声がした。#SJで妄想



【幼馴染.7】『お待たせしました、始めましょうか。』花瓶へと伸びていた手をパッと引っ込め、急いで立ち上がり後ろを向いた。その瞬間自分の目を疑った。「あの…」『え?』あたしの声に気付き、真正面に立っているオーナーだと言う男性がは手に持っている書類から顔を上げた。 #SJで妄想




【幼馴染.8】彼と目が合った瞬間、体中に血が駆け巡るのが分かった。一気に顔が熱くなる。『…何してんの?』「なっ、何って面接受けに来たのっ!」『驚いたよ。』彼はクスクスと笑いながら、また書類に目を落とした。彼の名前はキムジョンウン。あたしの幼馴染だ。 #SJで妄想




【幼馴染.9】奥から先ほどの店員がコーヒーを運んで来た。それを受け取り、あたし達は向かい合うように席へとついた。『いつぶりだ?高校…卒業以来?』「それくらい…かな…」相変わらず彼はぶっきらぼうで、あんまり笑わないけれど、切れ長の瞳と優しい声は変わっていなかった。 #SJで妄想




【幼馴染.10】『どうしてここに?』「通りすがりにバイト募集してるの知って…まさかジョンウンのお店だとは思わなかった…」緊張して言葉が出てこない。『相変わらずだな、その癖。』「え?」視線を上げると彼がニッと笑った。『前髪、また触ってる。』また心臓が大きく鳴った。#SJで妄想




【幼馴染.11】目の前に座っているのに、心臓の音が大きくて、彼の声が小さく聞こえる。ずっと、ずっと彼の事が好きだった。親同士も同級生で家も近く、小さな頃からずっと一緒に居た。口数は少ないけど優しくて、時折見せる笑顔が大好きだった。だけど気持ちは伝えられないまま、 #SJで妄想




【幼馴染.12】あたし達は別々の進路へと進んだ。彼は日本へ留学し、あたしは地元を離れ、目標だった大学へ入学した。『…聞いてる?』「あ、ごめっ『また触った。』知らないうちに前髪へと伸びていた右手を、彼がぎゅっと掴んだ。『明後日またこの時間に。』#SJで妄想




【幼馴染.13】『ご機嫌だね?』「きゃっ!」『そんなに驚かなくてもいいのに。』急に声を掛けられ驚いて振り返ると、ドンへが帰って来ていた。彼は上着を脱ぎながら携帯に視線を落とした。「ご、ごめん…」『何か良いことでもあった?』「えっと、久しぶりに友達に会ったの。」 #SJで妄想




【幼馴染.14】『へえー?ねえ、それいい匂い。』ドンへが後ろからあたしの手元を覗き込む。「寒いからシチューに…」その時彼から女物の香水の匂いがした。前にもあった。もう何度もこういうことがある。「先にシャワーして?まだもう少しかかるから。」『ん?じゃそうしよっかな』 #SJで妄想




【幼馴染.15】バスルームのドアが閉まる音を聞いてから、リビングへと向かった。ソファに掛けられた彼のジャケットを手に取ると、案の定さっきと同じ香水の匂いがした。(別れた方が良いのかな…)もう何度目だろうか。たった4ヶ月しか経っていないのに、何度もこういう事がある。 #SJで妄想




【幼馴染.16】学生時代からモテる人だったし、それは働き出した今も変わらないようだ。一緒に住んではいないけど彼があたしの家に頻繁に来るようになってからは、苦手だった料理も頑張ってるし、部屋に彼の物が増えて行くのが嬉しかった。ただ彼はキス以上の事はしてこない。 #SJで妄想




【幼馴染.17】(あたしが本命じゃなくてアソビなんだろうな…)結局辿り着く所はそこだった。彼の上着をハンガーに掛けキッチンへ戻る。用意が整った頃、まだ髪が濡れたままのドンへが部屋へと戻って来た。『うわー!うまそう!』テーブルに並んだ食事を見て嬉しそうに声を上げた。 #SJで妄想




【幼馴染.18】ドンへが浮気をしてても他に好きな人がいても、どこか仕方がないと思っている自分がいた。自分の心の中にも忘れられない人がいるから…。『面接どうだったの?』ドンへがシチューを口に運びながら聞いてきた。「実はね、明後日から行く事になったの。」『マジ?!』 #SJで妄




【幼馴染.19】『凄いじゃんっ!』「あ、ありがと^^だから明後日は『分かってる^^明後日は俺も会議だし遅いと思うから、飯は適当に済ますよ。気にしなくていいのにー。』「ごめんね?助かる^^」そう言うとドンへはにっこりと笑って、またシチューを食べ始めた。 #SJで妄想




【幼馴染.20】約束の日、この間と同じ時間に来たもののカフェは閉まっていた。「え?間違えた?あれ?」入り口から中を覗いてみたが、人の気配はない。「どうしよ…あ、携帯っ」急いで携帯を取り出しジョンウンにかける。彼へのコールが3つ鳴った時、真後ろで声がした。 #SJで妄想



【幼馴染.21】『待たせた?』「きゃっ!」いきなり彼の声がしたので、驚いて携帯を落とした。『え?何?』驚いた表情の彼が、足元に落ちたあたしの携帯を拾い上げた。「びっ、びっくりした…」『何でだよ。』彼はクスクスと笑いながらカフェの鍵を開け、ドアを開けた。 #SJで妄想




【幼馴染.22】中に入ると、まだ新しい匂いのする店内は少しずつインテリアが揃い出していた。Xmasも近いからか、レジの前には小さなサンタとトナカイのオーナメントが飾ってある。『かわいいだろ?』「うん♡癒される♡」『ん。』彼から手渡されたのは黒いシンプルなエプロンだ。#SJで妄想




【幼馴染.23】『制服は特にないんだけど、エプロンだけはみんな揃えるから。』よくある形のエプロンだが、いざつけてみると気持ちも引き締まった。すると彼が大きなダンボールを持ってやって来た。『店内の飾りつけするから。センスの見せどころ。』ニッと笑い箱を開け始めた。 #SJで妄想




【幼馴染.24】箱から次々と出てくる可愛い雑貨達。Xmas用の飾りが多いけど、見ているだけで幸せだった。すると箱の底から、花の形のフェルトのコースターが出て来た。(あ、これ…)ふとある事を思いつき、コースターを手に勢い良く立ち上がった。「ねぇジョンウンっ、これ…」 #SJで妄想




【幼馴染.25】『バカ!おまえ、そこっ』「きゃっ!」足下がぐらりと揺れバランスを崩した。その瞬間、咄嗟に目をつぶった。そうだ、あたし階段の一番上の段に座ってたんだった。でも…階段から落ちたと思ったのに痛くない。『はぁ、…っ、危ないだろ…』ゆっくりと目を開けると、 #SJで妄想




【幼馴染.26】目に飛び込んで来たのは、彼の着ているチェックのシャツだった。『…大丈夫か?』「あのっ、ごめん!」驚いて顔を上げると、ちょうど視線が彼の口もとに当たった。『相変わらずだな。』クスクス笑いながらあたしの頭を撫でた。「ありがと…」ゆっくりと立ち上がると、#SJで妄想




【幼馴染.27】彼もあたしに続いて立ち上がった。『これだけ仕上げて終わりにしよう。』そう言うと、また段ボールから飾りを取り出し作業を始めた。店内のオレンジ色の証明が、彼の髪をキラキラと光らせる。切れ長の目に長い睫毛。彼を見る度に、やっぱり胸が締め付けられる。 #SJで妄想




【幼馴染.28】飾り付けも終わり、店内を片付けてカフェ出ると外はポツポツと大粒の雨が降っていた。「雨降ってる…」『傘は?』「持ってきてないから走って帰るよー」『何でだよ、入って行けばいいじゃん。駅まで行くんだろ?』彼はカフェの鍵を閉めると、綺麗な青い傘を開いた。 #SJで妄想




【幼馴染.29】鮮やかな色の傘が心地良かった。駅までの道程を彼と肩を並べて歩く。(久しぶりだな…この感じ…)すると彼がすっと傘を上げ、あたしを反対側に押した。(あ、変わってくれたんだ。)どうやら車道側から移動させてくれたようだ。『…前にもこういう事あったよな?』 #SJで妄想




【幼馴染.30】「そうだっけ?」『うん、高校の卒業式の日。あの日も雨だった。』「覚えてないよー?」『卒業式の後、みんなで食事するからって。あの時もお前傘持ってなくて…』そこまで話すと彼はピタリと足を止めた。そしてあたしをじっと見つめてきた。「な、なに?」 #SJで妄想