ポニーテール*5 | Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee

Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee

SuperjuniorとSHINeeの小説を書いています。
全てフィクションです。

『久しぶりだろ?ここに来るの。』

 

この声の持ち主は

顔を見なくてもわかる。

 

彼の少しかすれた声に

心臓が高鳴るのが分かる。

 

 

 

長めの前髪から覗く切れ長の瞳。

 

ネイビーの少し光沢のあるシャツに黒いネクタイ。

 

スキニータイプのデニムに

黒いショートブーツ。

 

椅子を引くために伸びた手には

クロムハーツのブレスレット。

 

揺れるたびに小さく音が鳴る。

 

 

 

『イェソンに頼んでおいたからね、』

 

お兄ちゃんがアイスコーヒーに

ストローを刺しながら言った。

 

「へ?」

 

思わず気の抜けた声が出る。

 

『予備校に通うとなると家から遠いし、

帰りが遅くなると心配だしね。

おっぱが毎日送り迎えしてやりたいけど、そうもいかないし…』

 

勝手に進んでいく話について行けず

口を挟もうとした瞬間、

彼が先に言葉を挟んできた。

 

 

『俺でよければ勉強見るよ。』