…テミン Side…
朝、韓国に着いた。
休む暇もなく午後からまた仕事だったので
一度宿舎に戻り着替えをする事になった。
彼女に連絡を取ると、近くのカフェにいるようで
会いたい気持ちを抑えきれずにカフェへと向かった。
彼女はいるはずもない自分を見て驚いてはいたが
嬉しそうに少しはにかむとうつむき加減で笑った。
結局マネヒョンと約束した15分が限界で
あっという間に時間は過ぎてしまったが、
彼女が掛けてくれる言葉一つでまた頑張れそうだ。
ただ触れたくて仕方ないのは確かだった。
一緒にいるときに手を繋いだり
頬に触れたりしても何も言わないが、
キスは頬やおでこ以外はなかなか許してくれない。
もう付き合いだしてから2ヶ月近く経つが
唇へのキスを許してくれたのは1度だけだった。
日本でのライブの時にホテルを抜け出して
あみのところへ行って、付き合う事になった日きりだ。
(年上だからそういうの抵抗ないのかと思ってた…)
唇にキスがしたくて顔を近づけようとすると
顔を真っ赤にして必ず話をはぐらかすのだ。
(まっ、そういうとこもかわいいんだけど♪)
でもキスは許してくれないのに
抱きしめたりするのは抵抗されたりしない。
特に後ろから抱きしめると嬉しそうに笑う。
身長が150cm程しかないあみを
177cmある僕が抱きしめるとつぶしてしまいそうになる。
(何でハグは良くてキスはダメなの?)
1人でもんもんと考えていると
後ろからジョンヒョニヒョンに呼ばれた。
ジョンヒョン『テミナー!始めるぞー!』
まだ納得はしていないが立ち上がり
鏡に写る自分を見ると気が引き締まる。
曲のイントロがかあると一気に集中したのが分かった。