ドンへは高校時代の同級生だ。
韓国から留学して来ていて
あのルックスだからとにかくよくモテた。
あたしも憧れていた。
休み時間になると校庭でバスケをしているドンへがかっこよくて
楽しそうにしているドンへをよく見ていた。
クラスは別だったけど結構仲も良くて
一緒に帰ったり遊びに行ったりもしていた。
でもドンへが選んだのはすあだった。
確かにすあは学校内でも可愛くて有名で
頭も良くて優しい雰囲気が、姉のあたしでも羨ましかった。
最初は戸惑ったものの2人はとってもお似合いで
羨ましい気持ちは一切なく、憧れだった。
ドンへ『飲んでる?』
後ろから急に話しかけられたので
思わずビクッと体が跳ねるほど驚いてしまった。
ドンへ『そんな驚かなくてもww』
『ごめん…頂いてるよ^^』
手に持っていたカクテルのグラスを見せるように上げると
あたしの肩をポンッと叩いて、人の海の中へ消えていった。
綺麗な女性と話している姿が見える。
大人になった分、かっこよさが増してるよね。
あれから何人かの男の人と付き合ったけど
どこかでドンへの事が引っかかっていた。
まだ好き、だとかそんなんじゃない。
ただあたしもあの時「好き」って言いたかった。
今更言っても遅い話しだし、
今付き合いたいとかそういう気持ちはない。
モヤモヤした気分のまま、
手に持ったグラスに残ったカクテルを飲み干した。