…すあSide…
もう何もしたくなくてお風呂で思い切り泣いた。
髪の毛も乾かさずにベッドにもぐる。
何度も携帯が鳴っている。
きっと彼からの電話だろう。
絶対に普通に出来ないから今日は出ない。
毛布に包まるも電話越しに聞いた女性の声が
耳に張り付いてしまったのか離れない。
忘れようと思っても気になるのはその事ばかりで
涙が止まらない。
ピンポーン。
インターホンが鳴る。
時間も遅いし宅配便なら持ち帰るだろうと無視するも
何度も何度もインターホンを鳴らしてくる。
真っ赤に泣き腫らした目のまま
部屋着にカーディガンを羽織りしぶしぶ玄関に出た。
「はい?」
玄関の鍵を開けた瞬間ドアを引っ張られた。
「きゃっ…!」
目の前に立っていたのは彼だった。
スウェットにダウンを羽織っただけの格好で立っていた。
ジョンウン「おまぇ…何で何も言わずに帰るんだよっ…」
次の瞬間彼に抱きしめられた。
彼の匂いに包まれた瞬間また涙が溢れた。
「だ、だって…っ…」
ジョンウン「…はっ…スジからの電話に出たから?」
「あれは…!携帯落としちゃって拾うとしたら出ちゃって…」
ジョンウン「それで…俺の疑ったの?」
「ちがっ…でもどうしていいのか分からなくて…」
彼の背中に回した手に力が入る。
それに応えるように彼の腕にも力が入る。
ジョンウン「ごめん、俺が悪かった。」
小さな手であたしの涙を拭く。
眉を八の字にして笑った彼は嬉しそうだった。
ジョンウン「やきもちだ。俺にはすあだけだよ。」
やっぱり彼にはかなわない。
次会ったら絶対文句言ってやる!とか
問いただしてやる!って思ってたのに
彼の一言で彼の行動1つで全て許してしまう。
何一つ隠さず心を開いてくれるからなのかな?
もっと彼を信じなきゃ。