目覚ましの音が聞こえる。
重たい体を起こし、鳴り続けていた目覚ましを止めた。
時計はすでに10時を指していた。
昨日あれから缶チューハイを数本飲んで寝たので
二日酔いまではいかないが、お酒が体に残っている。
鏡に写る自分の顔を見て、また落ち込んだ。
(ひっどい顔…)
キッチンに行き水を飲み、また布団にもぐった。
携帯を見ると着信とメールの件数に驚いた。
ヒョリンやジュンからの着信とメールと同じくらい
彼からの着信も入っていた。
そして最後に目に入ったのはリョウクからの着信だった。
リョウクに電話を掛ける。
留守電に繋がるも出る気配がない。
彼からの着信も気になるが自分から掛ける気になれなかった。
メールを見ると「連絡して。」とだけ入っていた。
「今日は休みで、今起きました。」とだけ返す。
すると彼から電話が掛かってきた。
大きく深呼吸をしてから電話に出た。
「…もしもし?」
ジョンウン「すあ?今日休みなの?」
彼にしては珍しくぶしつけな話し方だった。
少し焦っているような気もする。
「はい、今日は休みです…」
ジョンウン「少し会えるか?迎えにはいけないんだけど。」
「午後からなら…」
ジョンウン「都合の良い時間でいいよ。」
そう言って用件だけ伝えると彼は電話を切った。
この気持ちのまま会うのは少し複雑だった。
どんな顔をして会えばいいのだろう。
するとリョウクから電話が掛かってきた。
「もしもし?」
リョウク「すあ?大丈夫?」
リョウクの言葉に一瞬ドキッとした。
自分の不安な気持ちを見透かされたような気持ちになった。
「何が??」
リョウク「いや…宿舎来るんだよね?ヒョン休みだし^^」
「うん^^午後からだけど。」
リョウク「僕も夕方には帰るから。宿舎で会おうね♪」
そう言うとあっさりと切ってしまった。
平気なふりをしたけどあんな言い方じゃ
リョウクには気付かれちゃったかな…