カップルや夫婦になれば、共有する時間が増えるもの。
 でも、「相手と価値観が合わない」と悩み続ければストレスが溜まるし、同じ時間を共有することが苦痛になってしまいます。
 とくに、恋愛中のカップルは親密な共感を求めたくなるものです。その結果、価値観の押し売りや、それとは逆に相手の価値観に依存してしまうことが生じて、疲れてしまうこともあるでしょう。
 しかし、違う価値観に触れることで、逆転の発想が生じて、共感だけでは解決できないことを補い合えたり、問題解決への糸口を掴めることも少なくありません。
 
 宿曜占星術の「相性占い」で「危:成」の関係というものがあります。
 この関係は、前述したような価値観の違い、すれ違い、食い違い、誤解、錯覚など、価値観だけでなく行動パターンもまるで違います。
 でも、この関係が「価値観は違って当たり前だ」という認識でいることができれば、別にイライラなんかしません。
 むしろ、「そういう考えもあるかも」と気付かせてくれて、その気付きを通してより関係が面白くなります。違う言い方をすれば、刺激的な関係ですね。
 そんな刺激を通して自分の中に眠っている価値観を気付かせてくれこともあるのです。
 そもそも「価値観が全く同じ」という相手はいないのです。「違っていて当たり前」という認識を持ちましょう。
 だって全く同じなんて面白くないし、気持ちの良いものではないはずです。 
 「危:成」の関係は価値観が違うからこそ、カンフル剤のような働きをして、とても面白い!のです。