「業」とは、前世(カルマ)を意味し、インド思想に広くみられる輪廻転生のような因縁が働く運気です。

 楽しいことを考えることは大切だけど、でもそればかり考えて行動すれば、欲しいままに快楽を追い求めてしまいます。

 自分のことばかり考えていては、人間は成長しません。自分が社会の中で負うべき義務、役割などを自覚することが大事です。

 それを教えてくれるのが「業」の運気なのです。

 自分に課せられた労働や義務、社会に対する奉仕の精神をおざなりにしてしまっては、因果応報のように過去の報いが現れることでしょう。責任をもってまっとうする使命感を養うことが必要です。

 「業」の運気をうまく使いこなせば、自分の能力を発揮することができ、社会に貢献してゆけるでしょう。

 ところが、「業」の運気に乗ることができず、逃げてしまうようでは、仕事にやりがいを感じられなかったり、責任や義務を放棄してしまう結果となるでしょう。

 そうならないように、自分の役割をもう一度考え、きちんと果たしているかどうかチェックする必要があります。

 もしできていないと思うなら、自分の過去を省みてみましょう。同じ失敗を繰り返してはいけないのです。