宿曜占星術のバイオリズム「魔のウィーク」に関して、「魔のウィークはどんな風に過ごせばいいですか」とか、「魔のウィークに生じたトラブルは何か意味がありますか」などの質問をよく頂きます。

 

 宿曜経の教えに従えば、許すことこそが魔のウィークの特効薬となります。

 

 ただ、ここで言う、許すということは、その人を好きになったり、その人と仲良く交際するという意味ではありません。

 

 当たり前の話ですが、あなたが誰かを好きになるのは、強制されてそうなるのではなく、あなたの気持ちが自然とそうなるものです。

 

 ですから、あなたが嫌いな人に酷いことを言われても、その人を「無理に好きになれ」ということではないのです。

 

 つまり、たとえ酷いことを言われていたとしても、その人の「行為を許してあげなさい」ということです。

 

 「でも私は酷いことをされた」と言い張る気持ちは分かります。僕もついついそんなネガティブな感情に襲われます。

 そんなときこそ、僕は宿曜経の教えを実行するように心がけ、こんな風に自問自答します。

 

 「その人が僕に酷いことをしたのには因果(理由)があるはず。今生において僕がその人に対して恨みを買うようなことはしていないけど、前世レベルでこの人に、同じような酷いことをしてしまったのかもしれない。その因果が生じているに違いない。なので、ここでまた憎しみを跳ね返してしまうとカルマが強まることになる。この出来事をありがたく受け入れて、今こそ解消(リリース)しよう。」

 

 こんな風に自分の心の状態を整えるだけで、魂レベルではその問題の8割は解決します。

 

 そして次にこんな風にアファメーションします。

 

 ・私は自分の感情をコントロールできます。

 

 ・私は憎しみを手放して、愛と善意をもって○○さん(←その人物の名前)の幸せと平和を祈ります。

 

 このアファメーションは「天に委ねる」ことを意味します。それこそが「許し」の行為なのです。

 たとえ、その酷いことをされた問題が、法的関与が必要な事柄であっても同じように天に委ねます。

 

 天とは、天使、神さまのことですね。

 

 つまり、自分でジャッチしようとするのではなく、天にジャッチを委ねるということです。

 

 あなたが他人を許せば、あなたが犯した罪も許されるでしょう。

 他人を許さなくては自分を許すことはできないのです。

 

 愛と善意は神さまの領域(ゾーン)です。

 

 恨みや憎しみは悪魔の領域(ゾーン)です。

 

 あなたはどちらの領域でこの人生を過ごしますか?

 

 続く・・・