宿曜占星術師 竹本光晴のブログ



 昔は、馬を農作業や乗り物に利用し、生活にも密着に結びついていたため、多くの故事や諺が残っています。


 なかでも、「塞翁が馬」(さいおうがうま)という故事が有名です。簡単に言うと「良いこともあれば悪いこともある」という意味。


 2010年は経済危機の真っ只中です。多くの人がその影響を受けていることでしょう。


 悪い知らせや問題が起こると、不安、恐れ、疑い、怒り、というネガティブな感情がわき上がってきます。


 落胆するのも仕方ないことですが、感情に流されていては、問題は一向に解決しません。それどころか余計な悪運を引き寄せてしまいます。


 ここで感情的になって人を責めても、自分を責めても、良いことはひとつも起きないのです。


 そんなときは、負の感情はひとまず横に置いて、焦らず問題に対する解決策を冷静に考えましょう。


 思考や言葉は、魔力を持っています。「どうして自分だけがこんな酷い目に遭うのか」と、感情的に思い悩むのは時間の無駄です。


 悪いことが起きたときこそ、次は良いことが起きると信じるのです。悪いと思われたことがきっかけで吉祥に転じることもあれば、その逆もあるのです。