08・10月21日 張宿に月は宿ります。

張宿はインドでは、幸運と分配を司るバガ神と関連付けられていて、
この神は、娯楽や繁栄、恋愛、感覚的な喜びを意味し、
創造の源を司ります。
その一方で、無欲や禁欲主義も意味しています。
古来日本では、善徳の神として崇められ、
評判や名声を司ります。


張宿生まれの人は、寛容な心の持ち主で、
個性を全面に出していくアクティブな人。
頭の回転が速く、多彩な才能とリーダーとしての資質を備えています。
得意な会話術で人を惹きつけ、
とても明るいので多くの友人に恵まれるでしょう。
そして、どんなときでも堂々とした振る舞いをし、
自分の意見を強く主張する自信に満ち溢れています。
なによりもドラマティックな事が大好きで、
どこにいても目立つ存在ですが、
実際はとても繊細で孤独には滅法弱い寂しがり屋です。
また、自分への誇りやトップの座にかける意気込みは並々ならず、
人よりも上をいく傾向が強いようです。


張宿の前世の宿(業)は
「箕宿」です。
来世の宿(胎)は
「胃宿」です。


張宿の前世は箕宿にあたることからも、
前世では、仕切り上手で商才に恵まれていたことでしょう。
前世の影響から、独立採算制の業種に向いていて、
マスコミ、旅行、出版関係、水商売などや
人や物をプロデュースすることには抜群の才覚があります。


張宿 2008年の運勢は(2009年1月25日まで)
「胎」の年です。
28年に一度訪れる「来世のターニングポイント」となります。
問題や悩みも徐々に解決に向かい、
環境や状況が目に見えて好転する暗示がありますが、
その波はとてもゆっくりと訪れます。
新しいサイクルに入る「胎」の時期は、
廃れたものは整理して新しい試みをしたり、
感覚や心の反応に目を向けるのに適しています。
「胎」の時期は、未来のビジョンを思い描いたり、
長期的な計画を練るとよいでしょう。
自分の信念に従って懸命に取り組むことで、
新たなアイデアや目標が生まれてくるはずです。
心がワクワクする出会いの暗示があり、
自分の将来について自ずと目を向ける出来事もあるでしょう。
自分の居場所は何処なのか、
もう一度考えてみたり、発想の転換が必要な時期です。



張宿生まれの人は、注目されることや賞賛を浴びることに
喜びを感じるタイプです。
ほとんど生理現象のように派手なことを好む特徴があり、
劇的な空間に身を置くことで情熱の渦は沸きあがり、
日ごろ抑えている野生を惜しみなく放出することができるでしょう。
ただ、十分に考えないで行動する傾向があるので、
衝動的な行動は警戒すべきです。


人にどう見られているのかという気持ちは

張宿にとっては大事なキーワード。
逆にどう見られたとしても構わないと思った瞬間、
衰運を招くので注意して。

張宿生まれの人は、人に隙を見せることを嫌う傾向が強く、
気持ちがいつも張り詰めているので、
知らず知らずのうちに

ストレスを溜め込んでしまうことが多いようです。
時には自分の弱い部分をさらけ出すことが必要不可欠。


張宿の開運の鍵は、五感を惜しみなく活用すること
歌ったり、踊ったり、演じたり、といったボディーワークは
積極的に取り組むことが大事。
逆に、こうした自己表現の場を作れずにいると、
張宿の情熱は捻じ曲がった方向に進む危険性があります。
もちろん周囲の羨望を集めるために必要な自分磨きは、
張宿のライフワークとなるので、臆することなく自己表現に勤しんで。
目標を達成させるには、身を殺して仁を成す心構えが必要です。