こんばんは。
一宮市の学習塾 スクール玉野 TKです。
またまただいぶ間が空いてしまいました。今週も張り切って、本の紹介をしていきます。
あ、明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
【小学生向け】【中学生向け】【高校生向け】と、読んでもらいたい人を限定してはいますが、高校生が【中学生向け】を読むのもよし、小学生が【中学生向け】を読むのもありだと思います。大人の方でも十分楽しめると思います。
週末配信、毎週3冊を続けられるように頑張ってます٩(`・ω・´)و
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【小学生へ】
『星屑すぴりっと』(林けんじろう)
広島県尾道市に住むイルキは、親戚から"イルちゃんは、せいちゃんにひっつきもっつき(人にべったりくっついて離れない)じゃのう"と言われる中学一年生。
しかし大好きないとこのせいちゃんは、多発性硬化症という難病にかかっており、体だけでなく心も弱っていた。
そんなせいちゃんがある日、「映画が観たいのう」とぽつりと漏らす。だがせいちゃんは、頑なに映画のタイトルを言おうとしない。
せいちゃんの望みをかなえてあげたいが、しかし──
普通の中学生2人が”一か八かの大勝負”のために京都まで向かうという青春小説です。
会話を中心として話が進むので、読みやすいと思います。
また尾道弁と大阪弁がリズミカルで、読みやすさに拍車をかけているように感じます。
中学生が自分たちだけで秘密の旅にでるなんて、青春ですね。
【中学生へ】
『変な家』(雨穴)
謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋——
間取りの謎をたどった先に見た、「事実」とは!?
知人が購入を検討している都内の中古一軒家。
開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、間取り図に「謎の空間」が存在していた。
知り合いの設計士にその間取り図を見せると、この家は、そこかしこに「奇妙な違和感」が存在すると言う。間取りの謎をたどった先に見たものとは……。
間取り図を用いたミステリー小説です。ミステリーなのかな?ホラーのような気もしますが。
間取りなどの図をたくさん用いて話が進むことと、会話を中心としているので、さくさくと読み進められます。少しずつ明らかになっていく事実や推理が怖いけど(笑)衝撃のラスト!とまでは言えませんが、含みをもった結末には驚きましたね。
【高校生へ】
『ほどなく、お別れです それぞれの灯火』(長月天音)
清水美空は、スカイツリー付近の葬儀場「坂東会館」に勤めて1年目の新社会人。生まれる前に姉を事故で亡くしているが、その姉に見守られるように生きてきた美空は、他人の感情が伝わってきたり、思念を感じ取ったりと、“気”に敏感な体質をしている。
そんな美空の上司・漆原が担当するのは、故人が事故や自殺で亡くなってしまった、いわゆる訳ありの葬儀。ご遺族の悲しみも深く、いかに寄り添った葬儀ができるかが重要となるが、漆原に厳しく、時に優しく指導されながら、邁進する日々を送る。
雪も解けない寒い日が続いていたあるとき、美空は仕事帰りに立ち寄った商業ビルの中で、高校時代の友人・夏海と偶然再会する。久しぶりの再会を喜ぶ2人だが、美空が葬儀場で働いているのを聞いた夏海は、急に思いつめた表情で「遺体がなくても、お葬式ってできるの?」と問う。彼女の兄は6年ほど前、海難事故で行方不明になっていた――。
「見えて」しまう主人公が、亡くなった人や残された遺族のために寄り添おうとする葬儀屋が舞台の物語の続編です。
あれ?もう「見え」てはないのか?今回はその辺の描写が少なかったような気がします。
前作に続き、それぞれの話を読み終えた後には悲しさだけではなく不思議と温かさを感じることができます。
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本を読んでほしい理由。それは、自分の世界を広げるためです。
本を読むことによって、言葉が増える。言葉が増えると、自分が何を感じているか、より一層表現できるようになる。そうすることによって、世界は自然と広がっていきます。
運命の一冊に出会えることを願っています。
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