第191回【今週の1冊】~読書が好きになるために~ | TKの言われたい放題

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スクール玉野HP:http://www.sukutama.com/

こんばんは。

一宮市の学習塾 スクール玉野 TKです。

 

さて、今週も張り切って、本の紹介をしていきます。

【小学生向け】【中学生向け】【高校生向け】と、読んでもらいたい人を限定してはいますが、高校生が【中学生向け】を読むのもよし、小学生が【中学生向け】を読むのもありだと思います。大人の方でも十分楽しめると思います。

 

週末配信、毎週3冊を続けられるように頑張ってます٩(`・ω・´)و

 

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【小学生へ】

『赤いペン』(作:澤井美穂 絵:中島梨絵)

 

 

「そのペンは、人間に何かを書かせて、いつのまにか消えてしまうんだって」町でささやかれる、不思議なペンのうわさ。“物語”をつむぎながら、人から人へと旅をするというペンにかくされた“物語”とは…?

 

「赤いペン」のうわさについて調査をすることになった、主人公の中学生・夏野。

赤いペンを実際に手にした人々に聞き込みをすることで、物語の謎が浮かんできます。

最初は表紙も含めて怪談話かと思いましたが、優しい物語でした。

 

 

【中学生へ】

『ななみの海(朝比奈あすか)

 

 

児童養護施設で暮らす高校生のななみ。
「馬鹿にされるな」という祖母の言葉を胸に、医学部進学を目指し受験勉強に励む日々。
ダンス部最後の発表会、初めての彼氏、進学費用のためのアルバイトなど、高校生活を色濃く過ごすなか、ななみが自分の意志で選択した道とは――。
十代の心許なさや揺らぎを繊細に掬いとり、前途を温かく照らす青春エール小説。

 

児童養護施設で暮らす高校生の成長の物語。

主人公の視点で、友人関係や大人たちとの関係、同じ寮で暮らす人たちとの関係などが描かれています。高校生らしい心の機微や色々な人に振り回されながらも自分の芯となるものを守ろうとすることが丁寧に描写されています。

「いい大人になりたい」というのは、刺さるフレーズですね。

 

 

【高校生へ】

『おまえなんかに会いたくない』(乾ルカ)

 

 

北海道道立白麗高校・第二十七期卒業生3年6組の元クラスメートたちに、校庭に埋めたタイムカプセルの開封を兼ねて同窓会を開催するはがきが届いた。同窓会SNSも立ち上がり、10年前の高校生活を懐かしみながら盛り上がていく彼ら。しかし、ある日、「岸本李矢という子を覚えていますか」という書き込みが……。爆弾ともいえる書き込みに、ある事実が明らかになっていく。それぞれの思いで苦悩する登場人物たち。新型感染症で変わっていく世界の中、同窓会は近づいていた……。高校時代の「いじめ」に対して、関わった人々の心の移ろいと葛藤を描いたリアルな青春群像劇。

 

スクールカーストと「いじめ」がテーマ。

同窓会の開催に向けて、爆弾のような書き込みがされる。

それをめぐって、関係した各人の視点で、過去と現在から物語が語られます。

ミステリー風なのでしょうが、前置きが少し長いかもしれませんね。

衝撃のラスト・・・というわけではないとは思いますが、各々の記憶の戻し方、そこでの感情描写が細やかで読みどころだと思います。

 

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本を読んでほしい理由。それは、自分の世界を広げるためです。

本を読むことによって、言葉が増える。言葉が増えると、自分が何を感じているか、より一層表現できるようになる。そうすることによって、世界は自然と広がっていきます。

 

運命の一冊に出会えることを願っています。

 

 

 

 

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