こんばんは。
一宮市の学習塾 スクール玉野 TKです。
さて、今週も張り切って、3冊紹介していきます。
【小学生向け】【中学生向け】【高校生向け】と、読んでもらいたい人を限定してはいますが、高校生が【中学生向け】を読むのもよし、小学生が【中学生向け】を読むのもありだと思います。大人の方でも十分楽しめると思います。
週末配信、毎週3冊を続けられるように頑張ってます٩(`・ω・´)و
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【小学生へ】
『イッキによめる!名作選 中学生』 (齋藤孝 編)
朝読にぴったり!中学生向け名作短編集!!村上春樹、江國香織、重松清らの現代の作品から、芥川龍之介、坂口安吾、夏目漱石らの名作古典まで、幅の広いラインアップ! イッキによめて、読書力アップ!!
今週の「うどん屋さん」は定休日。閉店ガラガラです。
さて、恒例(?)の「イッキによめる!シリーズ」です。今回は「中学生」編です。
え?小学生向けなのに「中学生」編ってどういうこと?と思いましたのよね。
読書に年齢や学年はそれほど大きな要素になりません。むしろ「背伸び」をする絶好のチャンスです。
1話目が江國香織の『デューク』なのが渋い。他にも古い作品から比較的最近のものまで、幅広いジャンルがそろっているのがいいですね。しかも、1つずつがそれほど長くないですしね。
【中学生へ】
『阪急電車』(有川浩)
隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。
とある列車の中で起きる人生模様、恋模様が連作短編風に描かれています。
スポットを浴びる登場人物が、次の話ではちょっとした脇役で登場したり、、、と連鎖的に物語が展開されていきます。
それぞれのタイトルが駅名なのもおしゃれですね。地元民じゃないんで親近感はわかないんですが。
自分だけが辛いんじゃない、見方が変われば、同じ出来事も全く違うものだと教えてくれる一冊です。
【高校生へ】
『さいはての家』(綾瀬まる)
家族を捨てて駆け落ちした不倫カップル(「はねつき」)。
逃亡中のヒットマンと、事情を知らない元同級生(「ゆすらうめ」)。
新興宗教の元教祖だった老婦人(「ひかり」)。
親の決めた結婚から逃げてきた女とその妹(「ままごと」)。
子育てに戸惑い、仕事を言い訳に家から逃げた男(「かざあな」)。
行き詰まった人々が、ひととき住み着く「家」を巡る連作短編集。
何かから逃げてきた(逃げている)人が集まる不思議な家にまつわる5つの短編集。
全ての話で舞台は統一されていますが、時系列が多少ずれています。
伏線のようなものが出てくるのですが、私は回収しきれずでした。まだまだですね。
逃げてきた先だからこそ、新しいものが見えてくる。
しんみりと寂しさが漂う、はじまりの物語です。
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本を読んでほしい理由。それは、自分の世界を広げるためです。
本を読むことによって、言葉が増える。言葉が増えると、自分が何を感じているか、より一層表現できるようになる。そうすることによって、世界は自然と広がっていきます。
運命の一冊に出会えることを願っています。
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