第112回【今週の1冊】~読書が好きになるために~ | TKの言われたい放題

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スクール玉野HP:http://www.sukutama.com/

こんばんは。

一宮市の学習塾 スクール玉野 TKです。

 

今週も張り切って、3冊紹介していきます。

【小学生向け】【中学生向け】【高校生向け】と、読んでもらいたい人を限定してはいますが、高校生が【中学生向け】を読むのもよし、小学生が【中学生向け】を読むのもありだと思います。大人の方でも十分楽しめると思います。

 

週末配信、毎週3冊を続けられるように頑張ってます٩(`・ω・´)و

 

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【小学生へ】

『イカル荘へようこそ (にしがきようこ)

 

 

 

もう、イヤ! もう、たくさん! 」中学2年の真子は、揉めてばかりの両親にうんざりし、家を飛び出した。偶然たどり着いた画廊で夏鈴さんに出会った真子は、夏鈴さんの住む「イカル荘」でホームステイをさせてもらうことに。インドネシアからの留学生・デフィン、イカル荘の隣に住む夏鈴さんの父・ジジ、夏鈴さんの甥で真子と同級生の颯太らに囲まれ、イカル荘での新生活が始まった。

多感な時期の少女が葛藤しながらも、両親との関係修復へと向き合っていく――。

 

真子は小さな声でボードに書かれた文字を読んだ。

「イルカ荘」

そのとたん、並んでボードを見あげていた夏鈴さんがふふふと笑った。そのとき、夏鈴さんの左ほおにえくぼがあるのに、真子は気がついた。

「残念。海にいるイルカじゃなくて、イカル、イカル荘よ・・・・」

 

はい。普通に間違えてました。ずっと「イルカ荘」だと思っていました。

海岸沿いの民宿的な場所で、ひと夏の思い出的な話を勝手に想像していました。反省。

家から飛び出した中学生の少女がたどり着いたのは、「イカル荘」という家。

そこで「ホームステイ」をし、インドネシアの留学生から異国の文化を知ったり、料理や洗濯など、自分で出来ることを増やしながら、成長していく物語です。

 

 

 

【中学生へ】

『お庭番デイズ 逢沢学園女子寮日記 上(有沢佳映)

 

 

 

女子寮入り口の石碑に彫ってある文字は『ピープル・ヘルプ・ザ・ピープル』。人が人を助ける。人生ギブアンドテイク。それが逢沢学園女子寮のモットー!
「三バカとは世を忍ぶ仮の姿、彼女たちには重要な任務が・・・中略・・・人助けは寮生みんなでやりますが、問題解決にはまず、情報収集が大事です。偵察隊ですね。逢沢学園女子寮では代々、この役目は、お庭番と呼ばれてます。」

 

 

ゆるさと賢さと身勝手さと思いやりが詰まった物語です。

問題を解決するために情報収集をする役割を与えられた「お庭番」。

伝統ある必殺仕事人のような役職を任じられたのは、入学したばかりの中学1年生たち。

最大5つも歳が離れた少女たちがひとつの問題にいろいろな形で関わりながら解決を目指します。

登場人物がかなり多く、たまに誰が誰だか見失ってしまうこともあります(笑)

今回は上巻です。次回は下巻をお届けします。

 

【高校生へ】

『スター』 (朝井リョウ)

 

 

 

「どっちが先に有名監督になるか、勝負だな」新人の登竜門となる映画祭でグランプリを受賞した立原尚吾と大土井紘。ふたりは大学卒業後、名監督への弟子入りとYouTubeでの発信という真逆の道を選ぶ。受賞歴、再生回数、完成度、利益、受け手の反応―作品の質や価値は何をもって測られるのか。私たちはこの世界に、どの物差しを添えるのか。

「価値観の変容」がテーマです。

というより「価値」そのものに対しての疑問を投げかけているのかもしれません。

(映画館で見る)映画とYoutubeとを対比的に描いています。

対比的とは単純な二項対立ではなく、どちらが良い/悪いのでもなく、物作りをする上での根本を掘り起こしているように読み取れました。

 

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本を読んでほしい理由。それは、自分の世界を広げるためです。

本を読むことによって、言葉が増える。言葉が増えると、自分が何を感じているか、より一層表現できるようになる。そうすることによって、世界は自然と広がっていきます。

 

運命の一冊に出会えることを願っています。

 

 

 

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