長年(?)足繁く通っていた「精文館書店/尾張一宮店」が11/1(日)をもって閉店するそうです。
仕事後によっても営業しているぐらい営業時間が長く、本だけではなく文具の取り扱いも豊富なので、
急に入用が出た時には、大変お世話になりました。
心の癒しどころがまた一つなくなり、大変寂しい限りです。
こんばんは。
一宮市の学習塾 スクール玉野 TKです。
今週も張り切って、3冊紹介していきます。
【小学生向け】【中学生向け】【高校生向け】と、読んでもらいたい人を限定してはいますが、高校生が【中学生向け】を読むのもよし、小学生が【中学生向け】を読むのもありだと思います。大人の方でも十分楽しめると思います。
週末配信、毎週3冊を続けられるように頑張ってます٩(`・ω・´)و
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【小学生へ】
『ぼくたちのP』(にしがきようこ)
おじさんの別荘に行くことになった。
でも、そこは想像していたのとは、ぜんぜん違った。
5時間もきつい山登りの末にたどりついたのは、電気も通ってない山小屋だったのだ。
ぼくの優雅な夏休みは、どうなることやら?
何だかタイトルに見覚えがあるな・・・と思いながら読み始めて、気が付きました。
今年の夏期講習で小学5年生と一緒に解いた問題の文章でした。
登場人物とシチュエーションが分かって大満足です。前後の文脈って大事ですね。
「山は人を変える」確かにそうかもしれませんね。
「下界」では自分に自信がなかった、特にあることにコンプレックス(?)を持っていた少年が、
「山の上」で過ごす1週間の体験でどんどん成長していきます。
山よりも川・湖が好きですが、読んだ後には山に登りたくなる1冊です。
【中学生へ】
『ぼくは本を読んでいる』(ひこ・田中)
うちの「本部屋」で見つけた、両親のどちらかが小学生のころに読んだ本。どうしてだかぼくは、それを親に隠れてこっそり読みたくなった―。『小公女』から読み始めたルカは、登場人物たちにツッコミを入れつつ、父親にスマホを与えてくれない理由を聞きつつ、幼なじみや転校生と日々の雑談をこなしつつ、はてさて、本を最初から最後まで読み通すことができるのか?ありそうでなかったひたすら「読書する」物語。
主人公「ルカ」の日常生活の場面と、「ルカ」が本を読んでいく中での思考・心の中の声の場面とが交互に繰り返して物語が進みます。
親が読んでいた本をこっそり読む。この「こっそり」が良い味を出すんですね。
本を読んでいく場面では、本の読み方をさりげなく教えてもらっているような気がします。
むしろこれが読書感想文の原形なのではないかと思いました。
「小公女」も「あしながおじさん」の話も知れて、1度で3度おいしい1冊です。
【高校生へ】
『総選挙ホテル』(桂望実)
いまいちやる気のない従業員で売り上げが落ちこむ中堅ホテル・フィデルホテル。
支配人の永野は悩みながらも改善策を打ち出せないでいた。
そんなある日、大学で社会心理学を教えていた変人教授が社長職に就くことに。
彼が打ち出した案は「従業員総選挙」。
落選すれば解雇もやむなしという崖っぷちの投票制度。
ざわつく従業員を尻目に、さらに管理職の投票も行われた。
混乱しつつもなんとか新体制が整い、徐々にそれぞれが新たなやりがいを見いだしていき……。
物事にはマイナスの部分もあればプラスの部分もある、表裏が必ずあるということを教えてくれます。
(今回の話は表、つまりプラスの部分に偏りがちな気もしますが)
従業員の総選挙、落選すれば解雇となると、皆が疑心暗鬼になるなど「マイナス」面が多く思い浮かびますよね。しかし、そんなネガティブな感情よりも「自分でも気づかなかったこと」や「知らないうちに自分を見ていてくれた人」の存在などポジティブな部分に焦点を当てています。
適職、天職、自分に合った仕事・・・。そういうものを教えてくれる一冊だと思います。
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本を読んでほしい理由。それは、自分の世界を広げるためです。
本を読むことによって、言葉が増える。言葉が増えると、自分が何を感じているか、より一層表現できるようになる。そうすることによって、世界は自然と広がっていきます。
運命の一冊に出会えることを願っています。
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