こんにちは。

アロマの香りを愛するシュクランですお月様

シュクランはアラビア語で”ありがとう”という意味ですラブラブ

 

 

 

ノーベル賞文学賞作家の大江健三郎さんについて書きたいと思います。

とても思い入れのある作家で、訃報を聞いてこれは書きたい!と思いが募りました。

 

 

 

私は京都外国語大学の日本語学科を卒業しています。

日本語学科というのは外国人に日本語を教える日本語教師になるための学科です。本来は。

私は、日本文化や日本文学の方に惹かれて、ゼミでは日本文学を専攻しました。

 

 

卒業論文に大江健三郎さんの作品について書きました。

 

 

「あいまいな日本の私」を読んで感動したことがきっかけでした。

 

 



 

大江さんがノーベル文学賞を受賞したのは、戦争や政治というものは、家族という単位で考えるものだという視点と、あいまいな日本人を外国人に英語で説明しようとした国際的な感覚からです。

 

 

ノーベル文学賞を受賞した川端康成は、日本人のあいまいさを説明しなかったんです。

感覚で分かってという感じ。

 

 

それに対して大江さんは説明しようとした。

完全に理解しあえることはないけれど、わかってもらおうとした、という点が大きく違います。

 

 

そして、障害をもつ長男を受け入れることを小説に書くことで魂の傷を癒す、救済を目指した方です。

 

 

家庭の中にいて閉じこもっていて、自分の家庭だけを考えていても、それが社会や国家、世界にまで広がっていく。

個人的な体験、家族の中で相手を理解しようとする、受け入れようとする姿勢が世界の平和にまでつながるという考えを大江さんは持たれていました。

 

 

 

卒業論文を読み返すと、

その、長男を受け入れるまでの葛藤や不満や恐怖に向き合っている主人公の主題の変遷について書いています。

 

 

なぜ私は大学生の時にこれについて関心を持ったのか覚えていませんが、

 

 

真っ向から人間の根源的な問題に立ち向かう勇気を与えてくれるのではなかろうか。」

 

と書いてありました。

 

難しいこと考えていましたね。

 

 

息子さんの光さんは作曲家で私はCDを持っています。

 

 

うる覚えですが、

息子さんが生まれて、言葉が通じなくて

反応もなくて、どうしていいかわからない中で、たまたま鳥が鳴いた声に反応したように

思えたそうなんです。

 

 

それで、色んな鳥の声を聞かせてみたところ、

聞き分けができることに気づいたんです。

 

 

大江健三郎さんの小説の主人公の名前には

「鳥(バード)」

が頻出します。

 

 

鳥の声から、確か声を発して

作曲がはじまったんだと思います。

 

光さんの音楽はなんともいえず安らぐ音楽です。

 

 

 

 

私はアロマテラピーの講座をしています。

アロマはわりと理系に近いところがあります。

でも、私はどこまでも文系アロマが根底にあることを感じました。

 

 

3月18日にNHK文化センター豊橋教室で

桜のアロマ香水とバスボムづくり

をします。(締め切りは今日まで3/15)

 

 

 

 

ここでは桜の和歌も鑑賞しながら桜に浸っていただきます🌸

 

 

自分の得意分野を生かしたアロマテラピーを皆様と楽しんでいきたいと思っています。

 

 

 

<講座のご案内>

 

●NHK文化センター岐阜教室では4月から全6回コースがはじまります。

アロマを暮らしに活かせるようになります。

 

 

 

●JEUGIAカルチャーセンターイオンタウン千種では「セルフ顔筋マッサージ講座」をします。

 

 

 

●名古屋トヨペット熱田と矢田では「二十四節気アロマ~グレープフルーツの爽やかブレンド」をします。

いろいろブレンドしてルームフレグランスをつくります。

 

 

 

 

ちょっと今回はむずかしい話になりましたが、大江さんの文学は、癒しという点でアロマと共通しているのかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございましたラブラブ