2025年始クールアニメ第一話レビュー その⑤

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それでは、その⑤

行きたいと思います。


2周目に入ったので今回は4本。



ルールを再提示しますが、

69点以下は基本1話切りです。


70点以上の作品は、継続視聴して、加点、減点方式。

70点を切った段階で切ります。





●いずれ最強の錬金術士? 45



累計発行部数100万部突破で、
アルファポリスファンタジーカップ大賞作。

というところを踏まえて、視聴してみたんだけど、、、。

これまた、ヤバすぎるアニメが出て来たわ。

前回のブログで、没落貴族木の実マスターに切れたけど、翌日にはそれを更新してやばいのが出てくる。

それが魔境、なろう系、アルファポリス系の世界。


何度も何度も何度も何度も言うけどさ。

前世での情報は、アラサー、サラリーマンだけ。
巻き込まれ転生した。
まぁ、転生と転移という違いはあれど、異世界放浪メシと思ってもらえれば

んで、開始10分で、無限のご都合主義が押し寄せて来て、マジでテレビを1回消して。

うそ。一時停止して、コーヒーで一服入れた。


いや、きつすぎるだろ。


なんなの?


ご都合主義まとめ

✖その① またしても主人公の前世について語らない。夢は? 家族は? 子供や嫁は? 死に方は? 前世の趣味は? 性格は?

何系の職種のサラリーマンだったの?

つまり、もっともその登場人物のドラマになるべき、主人公のパーソナリティよりも、「とっとと面白おかしくチート、ハーレムしよう」が先に来ている。


✖その②

同様の理由だろうが、転生したのに開始はいきなり17歳。

はぁ?

赤ん坊や幼少期の経験や価値観などが人格形成に大きな影響を与えるはずだが、これも、「とっとと面白おかしくチート、ハーレムするには、ガキ時代は面倒だな」という意図が見え見え。


✖その③

何の説明もなく、ステータス、ウィンドウなどが開かれる。

なんのゲームに入り込んだの?

ゲームじゃないなら、どういう原理でウィンドウが開くの?

これも「よくあるファンタジー世界」の一言で片付けられてる。

SAO防振りとは違う設定なのに、「あるあるでしょ?」で押し通す、ご都合主義。

そこに違和感を感じてない作者がヤバい。


✖その④

女の子と出会うが、「言葉が通じるんだな」とか一言の言及も無い。「女神様がそういう調整をしてくれたらしい」の一言もない。

てめぇ、本来は赤ん坊から数年で言語を学ぶのが人間なのにそこをすっ飛ばして、いきなり日本人の脳のまま17歳からスタートしたのに、なんで言葉話せるんだよ?!

無職転生みたいな、赤ん坊からスタートの作品ならわかるんだけどさ。

マジでご都合主義過ぎるだろ。


あとは、まぁ、、、


アイテムボックス?! お兄ちゃん凄い!

タクミ、お前魔法使いなのか?!

タクミ、お前モンスターをテイム出来るのか?!

お兄ちゃん凄い!


の繰り返し。


何が出来なくて、何が出来るのか、とかいう推察の面白味は皆無。


もうなんでも出来る。


1話でわかったこと。

↓↓


もうコイツ、

魔王だろうと、エンシェントドラゴンだろうと倒せる。

死にかけてる人をいくらでも救える。下手したら死んてる人まで生き返られられそう。

どんなヒロインだって落とせる。

世界征服だって簡単に出来るだろう。


女神様が最後なんか意味深な事言うけど、コイツの方がよっぽど災害級の存在じゃん。


タイトル、いずれ最強の錬金術士?

だっけ?

「?」がついている意味がわかったわ。

コイツ、すでに、1話から最強ですww


もしくは、錬金術士じゃなくても、もはや最強の魔法使いであり、テイマー


もう、むちゃくちゃ。


ま、いっか。もう一生この作品には触れないだろうから。


あえなく、番組表から予約削除。

文句無し1話切りです。


あー、30分退屈だった


一言言うならば、、、



え?

これ、ファンタジーカップ大賞作?!!!!

正気か?


なんか、まぁ、色々と察しましたよ。色々とね。


でもまぁ、きっと、原作では、

赤ん坊からスタートして、

前世のパーソナリティも説明されてて、

ステータスなどの原理も説明されてて、

言葉や文明についての言及もあるんでしょうな。


アニメ監督が、勝手にそれらを改悪して、簡略化したに違いない。


じゃないと、売れてる意味がわかんないもん。


知らんけど。


※ ※ ※


因みに、今期、テンプレなろう系ファンタジーは幾つかありますが、


71点

60点

48点

45点


全てつまらない。


たまたまです。

そういうのを特段嫌ってるわけではないですよ。


嘆きの亡霊

望まぬ不死

陰実

話術士

状態異常スキル


なんかはそれなりに評価してるし、


ろうきん

世界最高の暗殺者


なんて、かなり上位に入ってる。


一方同じ作家さんのポーション回復術師のやり直し

は、ボロクソに言ってるけど。


ちゃんと、プロの劇作家として、

年間120本のアニメをチェックしている身として、

作品をちゃんと見て言ってるつもりです。


もちろん、多くは僕の主観になりますが。

コレだけ作品を見ている僕が、1話で70点を切る得点をつけるということは、

「好き嫌い以前の問題」

だと断言できる。

とだけは言っておきます。



●誰ソ彼ホテル 99


いやぁ、めっちゃ好きですね。僕は。

しかしながら、驚いた。

細かい設定が、少し拙作「ソリチュードタウンの死神

と似ている。





勿論、参考どころか、観た事ない作品だったので、全くの別物だが。


「そういうところに触れてくれると、とても入り込みやすい」


という状況設定や、説明を、違和感無く入れてくれる。


1話目で、この不思議な世界の全ての状況説明を終えながらも、チュートリアル的に一個の問題を解決する。


直前の記憶や生前のドラマを重視した点では、デスパレードっぽいが、デスゲーム的な要素はなく、あくまでも記憶を思い出して、生か死かの道を決める。


という流れ。


1話目は無事に生の現世に戻って行ったけれど、きっと「死後の世界」を選ぶ宿泊客も出てくるのだろう。

「死後の世界を選ばざるを得ない人」も、

「死にたいのに生きなくては行けない人」も、

きっと出てくるのだろう。


ここから先に広がるドラマは無限大でしかない。


エレベーターやレストランなども、良い伏線になっているし。キャラクターの表情や視線、カメラワークもちゃんと視聴者の視線誘導が出来ている。


従業員も皆、おんなじ待遇なのも良い。

アトリ君やルリさんが、視聴者に好かれた後にやってくる「その時」など、きっと熱い展開しかない。


主人公の塚原音子本人のドラマも、きっと、まだ思い出せていない、最重要案件があるはずで、、、


僕ならそうするからね。


まじで、期待しかない。

ワンクール、楽しみに視聴者します。



●マジックメイカー〜異世界魔法の作り方〜 93


MFブックスからの異世界転生アニメ。


まずね。


転生者かどうかを明かさない、という、珍しいスタート。


赤ん坊がお姉ちゃんに、キスされて驚いた表情をしたりと、そういうところに随所で表すだけ。


そして、

「ファイアーボール!」

「ウィンドカッター!」

とか、ありがちな呪文を唱えて、何も出ず、奇異の目で見られたりする。


これは拙作の「異世界転生ルールブレイク」でもやった手法だけど。


父親に、「魔法はある?」と聞いて、「魔法? 聞いたことのない言葉だな」となるあの会話も、とてもリアリティがある流れだ。


リアルではない異世界転生モノだからこそ、「もしものリアリティ」を求める。

僕はファンタジー作家なので、そこに関してはかなりアンテナを張っているが、本作は、その辺の配慮が行き届いている。


謎の光の玉を見つけ、その原因を突き止めるのも、とても科学的に動くし、説明も省かない。


そして、魔法(らしきもの)の正体が分かって、「いや、求愛行動 = 魔力 って、この先、大丈夫?!」

と、良い意味での「障害」を提示してくる。


仮にこれが、

「そうか! 魔力の源は『勇気』だったんだ!」

とか言われたら、多分1話切り。


それだけで、この作者、相当センスある。と思わざるを得ない。


だって、わざわざメインヒロインを、実の姉にするくらいだもん。

それって、完全に、「求愛行動」を「障害」にするための狙ったギミックでしょ?!

と思う。


これが、普通に森で出会った、知らない美少女、とかなら、「求愛行動」に「障害」が少ないからね。


そんな設定の中で、


〇魔法が無い世界、では無く魔法はあるが開発されていない世界。

〇魔力の源は求愛行動、という一例を発見する 〇ヒロインは実の姉


いやぁ、面白くなりそうだ。


転生前のドラマなどは、今のところ描かれていないが、1話では「転生者であることを明かさない演出」だったので仕方ない。


前世などに言及したくないがための、「なるべく前世に言及しないのが気にならない手法」なのかもしれないが、 

出来れば前世には触れてもらいたいものではある。今後ね。


やっぱり転生もので、前世が17歳だったのか70歳だったのか。独身だったのか既婚だったのか。社会人だったのか大学生だったのか。


それで見え方は変わってくるからね。


そこに触れてくれれば、かなりの高得点までぶち上がって行くだろう。


演出上、大事な話をここぞと言うことろまで引っ張る感じがあるので、ワンクールの間に、どっかで触れてくれればいいと思う。

きっとこの作品の場合、「ここで前世に言及するのが、ベスト!」という計算の元に触れられるはずだ。


しかし、もしも前世への言及が無かった場合。


ああ、このレベルの作品ですら、前世を放り投げるのか、という、超絶減点が襲いかかるだろう。


魔道具士ダリアとかのパターンね。


ただ、一先ず。


・Sランクモンスターのベヒーモスだけど猫と間違われてエルフ娘の騎士としてくらしてます 

・外れスキル《木の実マスター》〜スキルの実(食べたら死ぬ)を無限に食べられるようにたった件について〜

・没落予定の貴族だけど、暇だったから魔法を極めてみた

・いずれ最強の錬金術士?


と本作


・マジックメイカー〜異世界魔法の作り方〜


を比べて観てみたら良いと思う。

特に脚本、劇作をする人間は。


何が違うのか、

前者四つは、なぜ僕にここまで罵られるのか。


何故、おんなじ異世界転生ファンタジーでも、ここまで評価に差が出るのか。


まだ1話だがそれでもわかると思う。




●RINGING FATE 62


うーん。

うーん。


ヌルヌルCG系の中華アニメ。


なんというか、もう、相変わらず、と言うしかない。


中華アニメ特有の突拍子もない設定と説明不足。


龍族の時と同様、ギャグも寒い、というか、センスが違う感じ。


放映すべき、放映出来るアニメは星の数ほどあるはずなのに、フジテレビがわざわざ中華アニメを放送するのも、なんか嫌な感じだ。


ここ『クー』で戦いに勝って『カン』を集める、『カン』を貯める、という名前も、日本人には、逆にピンとこない。


死後の世界で記憶を失い、生き返るために、ロボットバトルをする。


という設定自体は別に悪くはないのだけど、なんか、「うおお、次回も観よう!」

という気にはならないんだよなぁ。


なんでロボットバトルなのか?

全世界の人がここにいるのか?

死後の世界なら、そこで商売したり、観戦したりしたる人達は何なのか?


なんか、、、説明不足。


花澤香菜さんがやるのも、なんかなぁ。


相当中華アニメ制作会社、金持ってんだなぁ。って感想しか湧かなかった。





はい、ここまで。



そういや、もう、僕が、なろうを一石投じるしか無い!


と、異世界転生ルールブレイクを、

賞レース参加ついでになろうに投稿し始めました。


良いね、など、宜しくお願い致します!


https://ncode.syosetu.com/n7682jy/



●メダリスト 100

●花は咲く、修羅の如く 99

●誰ソ彼ホテル 99

●BanG Dream! Ave Mujica 99

●天久鷹央の推理カルテ 98

●沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる 95

●Unnamed Memory 2期 94

●全修。 94

●マジックメイカー〜異世界魔法の作り方〜 93

●妃教育から逃げたい私 93

●空色ユーティリティ 92

●この会社に好きな人がいます 92

●わたしの幸せな結婚 2期 90

●サラリーマンが異世界に行ったら四天王になった話 90

●俺だけレベルアップな件 2期 88

●黒岩メダカに私の可愛いが通じない 86

●もめんたりー・リリィ 85

●グリザイア・ファントムトリガー 84

●クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。 78

●Sランクモンスターのベヒーモスだけど猫と間違われてエルフ娘の騎士としてくらしてます 71

●魔法使いの約束 68(1話切り)

●RINGING FATE 62(1話切り)

●外れスキル《木の実マスター》〜スキルの実(食べたら死ぬ)を無限に食べられるようにたった件について〜 60(一応継続視聴)

●没落予定の貴族だけど、暇だったから魔法を極めてみた 48(1話切り)

●いずれ最強の錬金術士? 45(1話切り)