引き続きこちら、
HEAVEN BURNS RED
のお話。
まだ、なぜ、このタイトルなのかはわからない。
まぁ、KanonもAIRもCLANNADも、
「だからこのタイトルなのか〜!!」
とはならなかったけど。
さて、このヘブバン。
どんなお話かご紹介。
「全人類の人口が800万人くらいに減った、ディストピアな地球」
が舞台。
「ある時、隕石が世界各地に落ちて、そこに着いていた知能のない地球外生命体が地中に埋まり、世界各地で孵化。あっという間に、人類滅ぶ寸前」
な状況。
「残りの人口が細かく表示されているメーター」の存在とか、マジでダークな設定だろ、これ。
絶対どっかで、急に
8,000,000 → 4,000,000
みたいな事件起こるだろ。
「半分に?! 何が起きたんだ?!!」
みたいな。
うわぁ。
で、、、まぁ、、、
色々な明らかになってない謎はあるが。
脚本においてはここは大事。
僕はとても気をつけているポイントだが、、、
どんな作品にも
「明らかになってない謎」
は複数出てくる。
でも、舞台にしろ、アニメにしろ、駄作は、、、つまり、駄目な作品は、
「結局明らかにならないで終わる」
事が多いということだ。
そして、見終わったあとに、
「なんで、あの設定にしたの?」
的な愚痴が溢れるわけだ。
特に「戦う美少女系」に多いけどね。
そして、観客側からすれば、、、
「コレとコレは明らかになってない。」
と言うポイントが現れたときに、
「え? これ、明らかになるよね?」
となってしまう。
本来ならば、明らかになるのが当然なのだが、
それすらないものがあふれると、
「心配」
が、入ってしまうというわけだ。
これは、
観客にとっても、「持ちたくないな感情」
だし、創る側からしても、「持ってほしくない感情」
である。
作品に没頭できないからね。
しかし、作品の冒頭や前半は、
「明らかになってない謎だらけ」
だ。これは仕方ない。
そういうとき、どうするのか??
「観客の意識を一瞬向ける程度の言及をする」
と言うテクニックだ。
例えば、、、
美少女達が戦って世界を救う
系の作品は多いが、
●男性が居ない事への言及
が「チラッと」でもあれば、つまり、誰かが
(何故、この基地には女性しかいないんだろう?)
と言うモノローグが、フッと挟まるとかね。
そうすることで、
「あ、この作品は、戦う美少女キャラクターで売るからと言って、そこの設定を投げて無い」
「『いいんじゃない? 男居ない(たまたま出てこない)世界設定で』で、やってない」
と言う信頼に繋がるわけだ。
例えばね、例えばだけど、
美少女達がメイド服みたいな制服みたいな衣装で、巨大な剣とか鎌で戦うみたいな作品があったとして(ww)
例えば、どっかでキャラクターの誰かが、
「戦うのに向いてないんだよなぁ、この制服、、、」
って愚痴を漏らしたとしたら、どうだろう??
「つまり、その衣装には絶対に理由があり、どこかで言及されるはず」
と観客の意識が向くわけだ。
美少女だけで世界を救ってもいいし、
可愛い、ヒラヒラした衣装の女の子達が、命をかけて戦っても良い。
ただ、そこんところの「ディテール」において、
「設定説明義務」を負っているか、
あるいは
「そういうもんだから」「可愛ければ何でもいいでしょ?」と投げているか、
作品の質はそこで決まる。
「説明無し」ではなく、「設定説明まで未到達なんですよ」
と言う「含み」を持たせよう
そう言う事だ。
ヘブバンは、問題なさそうだ。
さすがは、麻枝作品。
さて、話はそれるが、
ゲームは、なかなか難易度が高い。
「え? こいつ、負け確のイベントボスじゃないの?」
みたいなのが、結構サクッと出てくる。
で、あっさりゲームオーバーになる。
ヘブバンは、
「6人パーティで、前衛3人。控え3人で戦う。が、一人でも戦闘不能になったら終了」である。
これは、凄い。
なにが凄いかというと、
ディストピアであるヘブバンの世界では、
「戦闘不能」=「死」
である。
で、当然人間は死んだら生き返らない。
今後ストーリー上で死んでしまうキャラクターもいることだろう。
その死に重きを持たせるために、
「戦闘不能になったキャラクターが、戦闘後のカットで何事も無く喋る」
みたいなことが無いように、繊細に気を使っている訳だ。
これは、ドラマへの拘りと言っていい。
そして、ゲームの難易度の話に戻るが、
このゲームは、ゲージが2つある。
一つはシールド
一つはHPだ。
シールドが破壊されたら、HPにダメージが届く。
と言うシステムなわけだが、、、。
この、HPは、とにかく減る。
シールドが破壊された状態でダメージを受けたら、ほぼ即死だ。
だから、シールドが破壊されたキャラクターは、控えに下げざるを得ない。
つまり、4人目のシールドが破壊されたら、それはほぼゲームオーバーと同義だ。
(必ず前衛にシールド被破壊者が入ってしまうからね)
きちんと強くしないと、マジで進めなくなる。
そして、
「属性不一致(相手が不利属性)だと、マジで攻撃が通らない」
「つまり、属性毎に切り替えられる様なキャラクターの育成が必要」
良い難易度である
アドベンチャーパートもしっかりしており、
選択肢を選び直すために、その日をやり直す、みたいな「アドベンチャーゲームあるある」も楽しい。
しつこいまでのボケと天然とツッコミは、
これは、あの時代のエロゲ感に慣れていない人にははじめはキツイかもしれないが、
乗り越えられれば、後は、キャラクターへの愛しかない。
CLANNADで言えば、
春原の「便座カバー」とか、渚の「ハンバーグ」とかね
女岡崎朋也と、女春原陽平と、藤川杏と、古川渚と、一ノ瀬ことみと、坂上智代がパーティを組んで、
ワチャワチャしている感じ。
これで、
「楽しそう!」
と思う人は、絶対にやったらいい。
ちなみに、僕は、
「なにそれ、超楽しそう!」
と思うけどねww
育成がなかなか難しい。
「斬」と「突」ばかりなので、この属性に耐性を持たれると、一気にきつくなる。
逆に、「斬弱点」のボスは瞬殺。
S枠のニーナを変えればいいのだけど、
ニーナだけ、ガチャで謎の引きで4凸しており、SSクラスの強さなので、なかなか。
SSのめぐみん(cv伊波杏樹)を引くしかないようである。
そして、RPGにおいては、最重要の回復役。
マジで居ない!
Aのタマちゃんを無理矢理使うしかない。
回復の為に前衛に1ターン出て、そこで攻撃を受けると、即瀕死とか、、、。
まぁまだ配信から4日目。
楽しくやっております。
このシステム、革命なんですけど。
まじで凄すぎる。
↓↓
・バックグラウンドでも周回してくれる。(これを起動してウマ娘やってても、周回してくれる)
いや、親切!!
もちろん、この記事を書いている今も、バックグラウンドで周回させてます。
特にハマってるスマホゲーない人は、是非どうぞ。