さて、明日からいよいよ「願いのメモリーラプス」が開演となります。
自画自賛出はないですが、出演者全員が喜びを持ってこの芝居に参加しております。
今日の場当たりは誰一人嫌な気分にならず、イライラせず、笑いの現場でした。
ハッキリ言ってきっかけも多く、こだわりも要求も多いのに、慌てずゆっくりやって1日で場当たりまで終わりました。
空気が良ければ、皆が作品と座組を愛してくれたら、集中力が上がるのでスムーズに進みます。
「こんなに場当たりでイライラしない現場は初めてだ」
「演劇って楽しかったんですね」
「場当たりが楽しみって、本当に貴重で初めて」
そんな言葉を頂きます。
気付いて欲しい。
こんな言葉が多くの俳優さん達から平気で出ることが異常であることに。
どんなに良い演出をしても、特権、強権を持つ人間が怒りや苛立ちを露にした時点で、その興行は終わりである。
そして、どんなに人格者でも、作品がつまらなければ仕方がない。
その両方を兼ね備えていたとしても、お客様が観に来なければ、次につなげられない。
お客様が入っても、誠実にお金を支払わないと、人が離れていく。
すべてを兼ね備えたとしても、それを維持する精神力は計り知れない。
しかし、
意思と心で解決できるところは、それで解決すれば良い。
それだけで、半分はクリア出来るのだ。
この考えが少しでも広まってくれることを、本当に願う。
それが、僕の本当の願いです。
今日のブログは、最後に宣伝させて欲しい。
「願いのメモリーラプス」
明日から本番である。
ダークファンタジー劇作家として
なかなか観たこと無い事を堂々とやっております。
愛と願い、偽りと絶望のサスペンスを是非観に来てください。