自然療法では関節リウマチは免疫反応異常によって生じる自己免疫疾患ととらえています。

自律神経の不調により、免疫反応が異常になって生じている病気という解釈です
自律神経が正常に働いている時の白血球数は顆粒球が54%~60%、リンパ球が35%~41%という割合ですが、人間の体はストレスが加わると交感神経が緊張し血流を悪化させ顆粒球が増え、リンパ球が減ります

リンパ球は夜、副交感神経とともに睡眠時に働きが増し、ウイルスや癌細胞と戦う免疫で、顆粒球は昼間活動中に交感神経とともに働きが増す、細菌や怪我と戦う免疫です

リウマチの方の場合、過労やストレス、筋肉硬化等で、正常範囲を大きく上回る顆粒球の増加とリンパ球の減少が生じます
また、関節液中の白血球は全体の98%まで顆粒球が増えます。そして、顆粒球は関節内で活性酵素を放出して周囲の組織を破壊します

この破壊によって異常な自己細胞が関節の滑膜に現れ、これを処理するNKT細胞が異常な自己免疫細胞を処理する際に関節に炎症が生じるため、発熱や腫れ痛みなどの症状が現れます

これは傷ついた組織を修復する時に起こる「治癒反応」です。この時にウイルスなどを処理する免疫系のリンパ球は減っています。この事からリウマチは免疫系が抑制された「免疫抑制の病気」と言われています。

この解釈は、西洋医学とは逆の解釈になります。
西洋医学ではリンパ球の過剰反応を抑えて関節の炎症を消すために、ステロイド剤、免疫抑制剤、消炎鎮痛剤を使用します。

癌やリウマチの方は、例外なく、背中の筋肉が拘縮されています
背中筋肉の拘縮が脳脊髄液の流れを阻害し、自律神経を不調にし、免疫異常を起こしておられます
リウマチが季節の変わり目に症状が悪化するのは、寒暖差で自律神経が不調になりやすいからです
リウマチの方がエジプトのように気候の安定しているところに住まれると、治ると言われています

日本にいる以上、そうはいきませんから自律神経を改善するしかありません
脳脊髄液は神経に栄養を補給し、老廃物を回収する重要な役割をしています
しかしその流れは圧迫を受けやすく、それを改善するのが頭蓋仙骨療法になります

また水素吸引療法は癌やリウマチの炎症を抑えて、細胞を元気にし、血流を改善しますから、頭蓋仙骨療法と併用して行います

 

健やか整体 福岡





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