認知行動療法は認知療法と行動療法の発展形 | 認知行動療法のRe:Mix

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認知行動療法とは認知療法をベースに行動パターンの変容を促す行動療法を組み合わせ発展させた心理療法になります

行動療法は恐怖対象と身体反応の結びつきを分析し恐怖反応に代わる新しい反応を促すことを目的としています

主な技法としては緊張した心身を平常心に戻すリラクゼーション法やイメージ法を用いて恐怖低減していく系統的脱感作法などがあります

しかし行動療法には考え方や思考という認知的な部分は扱えないという弱点がありました

そうしたなか、2人の精神科医が認知療法のアイデアを発展させました


それがエリス博士の論理療法(1962)とベック博士の抑うつの認知療法(1963)になります







エリス博士の『論理療法』におけるABCモデルは非論理的な信念や考え方(B)が悩みやつらい感情を生み出す(C)ことになってしまう。しかし非論理的な信念や考え方を指摘する(D)ことで新しい論理的な考え方(B’)に変容(B⇒B’)すると穏やかな感情(E)に回復できるというモデルです。





そしてベック博士の『認知療法』における抑うつ認知の歪み理論とは抑うつ症状にはある共通の認知の歪みがあるとし、その認知の歪みをバランスの良い認知に変化させることで抑うつ症状を回復できるという理論になります。
こうして行動の変容を促す『行動療法』と認知の変える『認知療法』は互いに重なり合って認知行動療法が誕生することになりました