※今日は長くなるので、お時間あれば、もし良かったら読んでください!※



子供のゲームとの付き合い方は、家庭によってそれぞれですよね。何が正しいか、正しくないか、は無いと思います。



我が家は子供たちが小さい頃には家にゲーム機がありませんでしたが、息子が小2のときに、




「クラスの男の子でゲームがないのはウチだけだ。どうしても買って欲しい」




とせがまれ、8歳の誕生日にswitchをプレゼントしました。




そこから、親子で決めたルールの中で楽しむようになったのですが、当初は息子の中で、ゲームはあくまで楽しい遊びの一つ、という位置付けでした。



その状況が一変したのが、小3の半ばごろから。友達の間でオンラインゲーム「フォートナイト」が大流行し、息子もやり始めたのですが、それから小4の冬休みまで、とことんまで、のめり込みました。




この「フォートナイト」は、その中毒性が問題視され、禁止にする小学校が出るなど、社会ニュースにまでなりました。



そもそも15歳以下は自分のアカウントを持てないので、小中学生は親の管理下でプレイするのですが、息子の周りでは、というか、どこもそうだと思いますが、


①最初からやらせない
②家庭のルールの範囲内でやっていい
③とくに制限なくやっていい


と3つに分かれており、②のおうちが多く、我が家もそうでした。



しかし、この②の家庭のルールが崩壊し、結果的に「やらせない」選択をせまられたおうちが少しずつ増え始め、我が家も結局そうなったのです。



ルールの遵守(例、1日○時間まで/宿題が終わってから/課金するかしないか/課金するならいくらまで等)が難しい原因は、仲間とオンラインでいつでもつながれることだと思います。



ちょうど去年の今頃は休校中だったので、友達とリアルで会えない間、オンラインで繋がっていたことで寂しい思いをしなかったし、ステイホームでもゲーム内のイベントで人気アーティストのリモートライブを友達と待ち合わせて視聴したり、私の子供時代には考えられなかった新しい楽しみ方もあって、フォトナのおかげで良いことも多かったです。




でも、息子の場合、良い時期は長くは続きませんでした。楽しくてのめり込むうちに、仲間がオンライン中の時間に合わせて朝早くや夜遅くにプレイしたがったり(うちのルールでは禁止にしていました)、ゲーム中に悪態をついたりイライラしはじめました。



また、たくさん課金できるおうちの子を羨んで、何年も貯めたお小遣いを潔く使ってしまったり、あげく、ゲームやりたさに学校の宿題をテキトーに済ませたり、食事中や他のことをしていても常にイライラしてることが増え、いよいよ、親が取り上げないと不味い状況になりました。



今年の正月、イライラが止まらない息子に「前と違って、フォトナをやってて今はまったく楽しくなさそうだよ。つらいけど、一度ストップしないと、このままではダメだと思う」と話しました。


すると、息子も自覚があったのだと思います。ボロボロ、ボロボロと泣きながら、だまってゲーム機の中から、フォトナを自分で削除しました。ほんとは心のどこかで辞めたいと思い始めていたのかもしれません。




それから1週間程、もぬけのから状態が続いたあと、以前の息子に戻り、むしろスッキリ元気になりました。


五年生の今は忙しくなったこともあり、ゲームは友達がウチに遊びに来たとき家にあるソフトをやる程度で、ほとんどやらなくなっています。



本人が中毒に陥るまで、止めてやらなかったことが、そもそも親として不味かったと反省もしています。


ただ、もっと手前で禁止にしていたら「もっとやりたかったのに、親に取り上げられた」と本人から恨まれていたかもしれないし、わからないです。



あるママ友に、今回の一連の話をしたんです。

そこはお兄ちゃんがいるので「ウチも同じ感じで常々悩んできたわ。でも高学年〜中学生になったら忙しくてゲームやる時間がなくなるから、勝手に辞めちゃうよ」と言ってました。なるほど、そういうものなのかも。



どうあれ、子供とゲームとの付き合わせ方は、親は一度くらい、心底悩まされるものなのでしょうね。今回書いたことは、親子の歴史のひとつに刻まれました。


最後まで読んでくださりありがとうございます。