こんにちは!
小林です。
さて今回は、小林も特性として持っているADHD(注意欠如・多動症)のタイプの解説の3回目、最終回です。
ADHD(注意欠如・多動症)には、3つのタイプがあります。
1.不注意優勢型
2.多動性・衝動性優勢型
3.混合型
前回・前々回に続き、今回は3.混合型について説明します。
混合型は、不注意と多動性・衝動性の特性をあわせ持ったタイプです。
特性については、1.不注意優勢型と2.多動性・衝動性優勢型を参考になさってください。
周囲の大人に理解してほしいのは、ADHDのどのタイプであっても
本人や周囲の困りごとの原因は、生まれつきの脳機能の違いによるものであり、
本人の努力不足ではないということです。
生まれつきの脳機能の違いによる物なので、本人に対し注意や叱責を繰り返しても改善されていきません。
対応としては、まずは環境を整えたり視覚支援をしたりすると共に、周囲の理解が大切になってきます。
例えば、この子は不注意の特性があるから、
忘れ物をしないように学校の準備に必要なものを同じスペースにまとめ
準備物のリストを作り
一緒に確認して忘れ物をしないようサポートするなどです。
活動中、すぐに他のことに気を取られてそちらに行ってしまうお子さんがいるのであれば、
活動の前に、お子さんの気を引きそうな物をしまっておき、
大人が注意しなくてよい環境を整えておくことも有効です。
子どもに努力や改善を求めるのではなく、
環境を整えたり視覚支援をしたりしましょう。
そのためには、ADHDの各タイプの特性や具体的な対応を
知識として大人が知っておくことが必要となってきます。
以前、テキスト改訂に携わった発達の特性や対応についてお伝えする講座をしていましたが、
認定講師を辞めてしまったので、また新しく発達障がいの特性と対応について学べる講座を作成し開催しようかな。
気になる方いますか?
児童精神科医の故 佐々木正美先生や
本田秀夫先生がよくおっしゃっていた(いる)ように
理解あっての支援、何よりも特性を理解することが大切だと考えています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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発達支援コンサルタント・整理収納アドバイザー
小林 瞳
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元小学校・特別支援学校教諭
整理収納アドバイザー
支援教育や心理などの学びを1万時間以上続けている小林が
・特性のある子の理解、環境調整で生きやすくなる話
・発達障がいの支援方法
・子どもとの関わりで大切なこと
・特攻隊長として地域であたたかなつながりを作るイノベーションの話
・ADHD特性でやらかしたうっかり
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