まずは、昨日と現在の台風9号の予想進路図です。
日本国が世界に誇る、世界一のスパコン予測も
既に、誤差が大きく出ていて、クキッと曲がるだろう位置を
通過してしまっていますが、そろそろ、クキッと曲がって
予想進路ラインを、まるで舐めるようにトレースしながら
沖縄本島直撃を交わしつつ勢力を強め進むのでしょうね。
もしも、曲がり過ぎちゃったら、これまた進路が大きく
変わるので、そうなれば予想進路は、一から計算の
し直しになるでしょうし、気圧の変化も計算し直しに
なるでしょうから、これまた大変な作業となりますね。
どの程度まで気圧を下げるのかも心配ですし、更に
3日9時以降の進路と移動速度も心配になりますよね。
日本海に出ると速度を上げる台風の性質上、強い勢力を
保ったまま、北海道に接近、又は、上陸なんて事になれば
台風に弱い北海道、甚大な被害が出そうで怖いですよね。
太平洋側から上陸するのと、日本海側から上陸するのとでは
風向きが違いますから想定外の風被害も出るでしょうし
西や北風には強い北海道の建物や構造物ですが
南や東風には弱いと思われる盲点もありますよね。
<03日09時の予報>
強さ 非常に強い
存在地域 日本海予報円の中心
北緯 36度30分(36.5度)東経 130度20分(130.3度)
進行方向、速さ 北北東 35km/h(18kt)
中心気圧 950hPa
中心付近の最大風速 45m/s(85kt)
最大瞬間風速 60m/s(120kt)
予報円の半径 440km(240NM)
暴風警戒域 全域 590km(320NM)
気象衛星で雲の動き風の流れを見てみると
緩いカーブを描き、緩やかに巻くように北海道に
雲が流れてきていますよね。
30日の予想天気図を眺めると、太平洋高気圧の張り出しも
弱くて、キャサリン、もとい、サハリン、即ち、樺太にある
高気圧が台風の進路を阻むかのように存在をしていて
しかも、その勢力が1026ミリバールと非常に強いですから
その影響は大きそうに感じますよね。
進行速度が早ければ早い程、台風の気圧は維持されるので
ゆっくりと、のんびりと進んでもらい、出来るだけ気圧が
ズンズンと高くなってから接近して来て欲しいと
多くの道民の願いですよね。
台風の今後の進路と、来週の気圧配置に注目が続きますね。
おわり