机を叩いてダンダダダン!店長呼べ~と興奮していませんが
名の通ったメーカーなのに、粗悪な作りにガッカリでした。
東南アジアの工場で、安い労働力で製作したのでしょうね。
一度、信用を落としたら、ラベル・レッテルを剥がすのは
相当な時間と誠意が必要になりますね。
まあ、もう買わないけれどね。
さて、どの辺に不具合があったのか、皆様も興味深々だと
思いますが、画像と共に原因を追ってみましょう。
半円パイプから基盤を抜き出すために、基盤が入っている
方とは反対側のハンダ上げ部分を外します。
復旧の際に、赤の線、どっちだっけ?ならぬように
マーキングするのを忘れちゃいけませんね。
すると、中からモッコリした何かが出てきました♪
おっ!これは、温度感知の部品かも?と、保護の為に
包んでいる熱収縮チューブをカッターナイフでスッパリと
切って中身を確認してみると・・・・・・
なぁ~んだ!フェルトコアに一回巻か!と、残念でした。
いわゆる、あれとか、それとかを取り除くための部品です。
通電には影響なしの部品なのでスルーです。
いよいよ、イカの腸を出すように、慎重に電源基盤を
ソロリ、ソロリと狂言師の真似をしながら抜き出します。
ロシアのマトリョーシカ人形のように、乳白樹脂と熱収縮
チューブに、厳重に包まれていて、007の映画のように
起爆スイッチを探しているかのような緊張感でした。
出してビックリ!玉手箱!おうおうおう、焦げてるぜ!
これなら、勝負は早いかもと一抹の喜びが湧きました。
黒いシートをはぐると、むふふふ、むほほ、うひひと
単純な不具合、ハンダ上げ不良で、接触抵抗増大で
発熱と、接触不良を誘発していたんだな!と、使用中の
不点の症状から推測が出来る不良個所の姿ですよね。
基盤の表側を見ると、肝心かなめのライン側のトランスの
リード線ですから、これが外れていたらオシメーヨと
フーテンの寅さんも、間違いなく言うでしょうね。
不良個所のハンダを上げ直して、点灯試験を行うと
点灯しなかったランプが、ピカリと輝き、まっ眩しい!
眩しすぎて、何にも見えない写真画像でありますが
このように点灯をして、更に、10分間点灯させてみましたが
消えることなく、基盤の異常発熱もなく、不点の原因は
取り除かれて、ほぼほぼ修理は官僚と言う事になりました。
後は、剥がしたマトリョーシカ人形の服を着させて
イカの内臓、腸を元に戻せば完成です。
のぞき見したフェルトコアにも、どこのご家庭にでも
少しはあるだろう、太めの熱収縮チューブの服を着させました。
面倒臭かったですが、不良個所も直ぐに判明して
無事に修理が完了したので、また使えるようになって
嬉しいですし、製品チェックを疎かにすると、このような
欠陥商品が市場に流れる怖さも実感した私でした。
メーカーに修理依頼すると、基盤の損傷とだけの
回答が来て終わりになるような事案の故障ですね。
ハンダ上げが不十分でしたとか、メーカー側は言いませんね。
自分達のミスを隠すのが、メーカーと役人の常套手段です。
誠実に回答をして、誠実に対処して欲しいと思う事が多い
騙しや良い訳が多すぎる世の中ですよね。
おわり