軽自動車用、開放型鉛蓄電池、以下、バッテリーと称しますが
バッテリーからは水素も出るし、腐食性ガスも出るし
屋内に置く訳にはいかないので、どうしても屋外に放置、もとい
設置しなくてはならないので、風雨に晒されても良いように
腐食性ガスに侵されない、樹脂系のケースに収納しなくては
いけないので、何か良い物はないかと探し回り、そして
見付けたのが、20年は使っていない、小型のポリ缶が
あったのでスケールで寸法を測ると、まるでこれを
使いなさいと言わんばかりの、ピッタリな寸法でしたので
良し、これを加工してケースにしようと、作ってみましたよ。
まずは、蓋の部分と収納側の寸法を墨だしをして
丸ノコでジャーーーンと切っちゃいました。
さすがに、20年物だけあり、中も外も汚いですが
物置の奥にあったので、紫外線が当たっておらず
樹脂は劣化もしておらず、柔軟性も保たれていました。
蓋側と本体側の切り口・開口部は同じ寸法なので
蓋側をガストーチランプで温めて、柔らかくしてから
本体側から蓋側が外に出るように、ギュッと押しながら
被せて冷やして、蓋も完成させました。
ドンと置いた時に、バッテリーが割れないように保護の為に
緩衝材を底に入れて守ることにしました。
ほんと、ピッタリサイズで、良い感じで収まっています。
側面の4カ所にも、緩衝材を入れてガタツキ防止と
保護を目的として詰めてみました。
このように、カポッと蓋が填まり、しっかりと防水されました。
あっ、蓋は閉めていませんが、後から閉めますから
全然大丈夫なので安心して下さい。トホホ
このポリ缶を使ったことで、取っ手が付いているので
もち運びにも便利で、倒さない限り液漏れの心配もなく
正に、このために存在していたかのような空きポリ缶でした。
えっ!取っ手を手で持ち、持ち上げたら、バッテリーは
重たいから蓋がスッポリと抜けちゃうよって、ノンノンノン
そこもしっかりサーポートしていますからご安心を・・・・
腐食に強いステンレスバンドを加工して、金具も自作して
カシッと穴に引っ掛けるだけで、しっかりと固定されるように
仕上げていますから、メンテナンスの時も簡単に蓋を
取り外せますから、まるで市販品かのようなレベルの
願ったり叶ったりのケースに仕上がりました。
強いて言えば、汚くて、貧乏臭く見えることが難点です。トホホ
内部に水素も貯まりますから、通気の為に大きな蓋は
防水性を加味して換気が出来るように、後に加工変更します。
水素は、空気よりも軽いので上方に溜まりますよね。
水素が発生したら内部の圧力は上がるけれども
蓋は、完全密着ではないので、ケースが膨らむことはなく
そちらの方は安全性が保たれますよね。
ケーブル取り出し口と、換気装置を付ければ直ぐに
バッテリーは運用可能になります。
後は、コントローラー側の製作になります。
気長に作りますので、進行したらまたご報告します。
おわり