パナソニック、
電動アシスト自転車でリコール
バッテリーが発火するおそれ
4/23(木) 9:06配信
パナソニックサイクルテックは4月21日、
電動アシスト自転車用と交換用のバッテリーパックから
発火する可能性があることが判明したため、
リコール(無償交換)を実施すると発表した。
今回のリコールは2015年7月27日、2016年9月26日に発表した
リコール社告の範囲を拡大するもので、2012年10月から
2014年12月の間に製造した電動アシスト自転車用と
交換用のバッテリーパック。
対象個数は34万6291個。
内訳は自転車に搭載したものが約31万6000個、
交換用が約3万個で、すべて国内市場向け。
同社によると、過去に実施したリコールの対象外の
バッテリーパックの焼損事故が発生したことから原因を調査した。
この結果、インナーバッグ(防滴用袋)内部に滞留した水分が
電池セルのカシメ部から浸入し、電解液と反応することで
生成された強酸性物質が安全弁を腐食して開裂し、水分と
電解液、電極材が反応し、電極板の膨化による面圧上昇と
微細な金属物質による内部短絡で発火したと判断した。
2015年11月から2020年4月までに37件のバッテリーパックの
事故が発生し、このうち16件は周辺の焼損を伴う事故だった。
人的被害は報告されていないとしている。
過去2回のリコールで、すでに交換済みのバッテリーパックは
そのまま使用できるとしている。
レスポンス レスポンス編集部
最終更新:4/23(木) 9:06
レスポンス
ふむふむ、なるほど~と、発火原因のプロセスが
頭の中で再現され、まるでビデヲを見ているかの如く
ハッキリとわかる人と、なんのこっちゃと、専門的な説明が
全くの宇宙語にしか聞こえない人と、日本国民は
二つに大きく分かれることでしょうね。
パナの説明を要約すると、即ち、防水性能が悪くて
兎角、自転車はモロに雨ざらしになる事が多いので
雨ざらしになった時に、雨水がバッテリーパック内部に
侵入してしまい、電池を保護する防水性能が不完全な
部分から、又は、経年使用で振動や擦れで穴などが
開いた部分から水分が入り込み、バッテリー内部の絶縁を
やがては破壊させてしまい、バッテリーが短絡・ショートして
一瞬に大電流が流れ、揮発したガスや可燃性の物質が
爆発的に燃焼して発火に至ると言う事ですね。
雨の日も安心して乗れる、電動アシスト自転車の製作に
これからもパナも各メーカーもご尽力下さいませ。
水って、ほんと怖いです。
隙さえあれば、容赦なく入って来ちゃいますよね。トホホ
温まっている時には入らず、温度が下がることで内部が
負圧となり空気と一緒に水分も吸い込んでしまう
そんな現象は、バッテリーパックだけではなく、防水性を
必要とする様々な場面に共通する出来事ですよね。トホホ
おわり