先日バラした充電式ニッケル水素電池ですが、ダメな奴は廃棄処分にして
生きている電池を、フル充電するために、何が必要かを考えてみると
12V級の電源トランスと、ブリッジダイオードがいるだろうと言うことで
どこの家庭にでもある、コードレス充電ドリルをモロにコード式にするために
使った、表示器用トランスと、たいていの人が、常時ポケットの中に入れて
持ち運んでいるいるだろう、ブリッジダイオード、600V4Aの規格の物を
私も、ポケットから取り出して使うことにして、実験用なのだから線などは
捻ったり、はんだ上げをしたりして、サッとやってしまおうかなと思いましたが
いやいや、待てよ、あんなのや、こんなのを一つ作っておけば
他の実験にも使えるぞと思い直して、しっかりと組み上げることにしました。
どうせしっかりと作るのなら、電流計、電圧計も欲しいよねと、誰もが考える
でしょうから、私もそう思い、常駐の電圧計と電流計も組み込む事にしました。
何かを作る時に、あれば便利だと思って、以前に購入して買い置きしていた
廉価ですが、魅力的な、ディジタル電圧計と電流計が一つになった
タイプの物を使うことにしましたので、電流を測定する時に線を外さなくても
常に、電流値が表示されていますから、実験中の状態を観察をするのには
非常に便利でありますし、データーも取りやすいのでベストマッチです。

VCT0.75sq×2cも
端材がありましたので
これを使い配線しました。
端子ターミナルも偶然に
5Pがあったのでラッキー
ディジタルメーターの電源と
負荷用の振り分けに
ああやって、こうやると
端子の数がマッチします。
ライターではありません。
表示用トランスの二次側には、2Aの保護ヒューズが入っているので
トランス2次側、低圧側の過電流や短絡等の保護は万全、不意の危険を
ヒューズの溶断により排除する事が出来ますね。
パパパッと作業を進めて、約1時間で完成しましたが、通電をしてメーターを
見ると、うひゃ、脈流が入っちゃっていて、チカチカしちゃってる~状態に
これは、電解コンデンサーを入れなくてはと思いましたが、今回は、あくまでも
ニッケル水素電池の試験充電ですから、電解コンデンサーを入れなくても
モロに、電池そのものが、コンデンサーの代わりの役目になるので
電池を繋げばディジタル表示は、正常になるので良いっか!なんて感じで
つい、いい加減さが出てしまい、専門家、またはマニアの皆様ごめんなさい。
と言うことで、いよいよニッケル水素電池を接続をしてスイッチON
ほぉら、デジタル表示は正常になったでしょ!と、自分に言い聞かせながら
ほほぅ~なるほど、こんな感じで電気が電池に移って行くんだ~とか
いつもとは違うデジタルメーター数字の変化を見て面白いな~と思いました。
この装置は、あくまでも、ダメ電池をフル充電する事が可能なのかを試す
実験ですので、通常使用の充電器としてではなく、充電器に必要不可欠な
電池の温度上昇センサーは、取り付けていませんので、電池に充電されて
いるかを判断するのは、メーター読みの電圧と、生身の指、センサーで電池の
温度を測定し、電流を遮断すると言う事でありまして、この装置が充電器だと
錯覚や誤解を決してなさらないで下さいませ。トホホ
充電式電池は、過充電は禁物、鍋は鳥モツ、と相場は決まっていますから
発火や爆発等も伴う、ケガや火災などにも繋がる、非常に危険な実験で
ありますから、くれぐれも安易に真似等をしないで下さい。
航空機内でパソコンが発火とか、サムスンのスマホが火を噴いたとか
それらの事案に似たことも起こる可能性が、非常に高いですから
あの、ドジでのろまで、チンチロリンな、スキスキがやっているのだから
僕も、私も、オレも、出来るなんて決して思わないでくださいね。
充電電池の扱いは、優しく扱うのが基本です。
無理無理、高電圧を掛けたり強い電流で押し込んだりしては絶対にダメです。
メーカー製品(無改造)の物であっても、大きな負荷をかけてもいけませんし
使用中に異常な高温になったり、電池パックを手で触り、風呂のお湯以上に
発熱をしていたら、使用を中止して、メーカー推奨の充電器で、充電電池が
使用可能なのかを、必ず、チェックするようにして下さいね。
ちなみに、充電電池は、約2時間320mAを流せる能力があるようです。
負荷実験は継続中ですので、どれぐらいの容量があるのか観察を続けます。
おわり