レベル5、全域避難も想定=桜島、
従来規模上回る噴火で―火道拡大か・気象庁
時事通信 8月15日(土)19時35分配信
気象庁は15日午後、鹿児島県・桜島でこれまでの規模を上回る噴火が起きた場合、
噴火警戒レベルを4(避難準備)からさらに5(避難)に引き上げ、鹿児島市が桜島全域の住民を
避難させる事態も想定していることを明らかにした。
現状では、桜島の対岸に位置する鹿児島市街については、火山灰が降る可能性はあるが、
現状では、桜島の対岸に位置する鹿児島市街については、火山灰が降る可能性はあるが、
大きな被害が生じることは考えられないという。
一方、鹿児島市は15日午後、火口南側に位置する有村町と古里町、黒神町の
一部地域に出していた避難準備情報を避難勧告に切り替えた。
市は同日午前、島内2カ所に避難所を設置したが、同日午後、さらに島内に1カ所、
島外の市中心部にも1カ所設置。
午後5時時点で、島内の2カ所に計23世帯34人が避難した。
桜島では、昨年9月に長野・岐阜県境の御嶽山で起きたような地下水がマグマに
熱せられて起きる水蒸気噴火ではなく、マグマが直接噴出するマグマ噴火が日常的に起きている。
気象庁の小泉岳司火山対策官によると、桜島の南岳直下で15日午前7時ごろから
火山性地震が多発し、山体膨張を示す急激な地殻変動が観測されたのは、
海面下4~6キロにあるマグマだまりからの上昇圧力が高まっているため。
「(マグマの通り道である)火道を広げようとして岩石が割れ、地震が起きているのではないか」という。
最終更新:8月15日(土)19時40分
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噴火は必ず起きる条件が揃っているのだから、考えられる最大限の
災害に対する被害が出ないような、予防はすべきだと思います。
噴火がどの程度で起こるのかは、未知の世界でしょうが、最大限の努力と
観測を生かして、人的被害が絶対に出ないように防災対策をしっかりと
行うことが地方自治体の役割でもあり、日本国政府も要請待ちではなく
要請があった時を考えて、迅速、敏速に準備を整えておくべきでしょう。
巨大カルデラが動くことなく、桜島単体の噴火で収まってくれることを
心から願う私ですが、川内原子力発電所の核燃料棒は、臨界に達していて
緊急停止をしたとしても、数週間は冷やし続けないとならない訳ですから
近代日本国に例のない、未曾有の大噴火が起きたら大変なことになりますね。
降り積もる火山灰で、非常用発電機のエアーフィルターが詰まり
予備電池だけで原子炉を冷やし続けるにも、限りがあるでしょうし
発電のための救援物資も、降り積もる火山灰で道路は寸断、交流電源の
復活も見込めない事態も起こり得る訳ですから、そうなったら、あのふくいちと
同じ運命を辿るのは、手に取るように明らかですから、本当にヤバイですね。
噴火は必ず起こる、これはハッキリとした事実、あとは噴火の規模に
全ての運命は託されているのかも知れませんね。トホホホッ
おわり