◆海水の放射能濃度と魚
水に溶けた放射性セシウムは、土などに付着した状態より魚が取り込みやすい。
核実験が続いた時代から、海水中のセシウムを魚がどのくらい
体内に蓄積するか(濃縮係数)が研究されてきた。
国際原子力機関(IAEA)で取り上げられた論文で、海水魚は5~100倍、
淡水魚は400~3000倍に濃縮するとされている。
日本の海洋学者が1990年代、日本沿岸で、31魚種を対象に調べたところ、
濃縮係数は、魚種平均60倍前後で推移していたという。
セシウムの食品基準は、1キログラム当たり100ベクレル。
海水魚が水中のセシウムを100倍濃縮する可能性を考慮すると、
海水1リットル当たり1ベクレルは、魚の安全性を考える一つの目安となる。
東京新聞(26.12.5)
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東電も政府も、記者会見で提供する説明資料では低精度の分析結果を用いることがほとんど。
専門的には「検出せず」はゼロではなく、「ある濃度より低い場合は分からない」を意味する。
うその説明にはならないものの、詳細分析のデータがあるのに、
信頼性の低い値を使い続けているのが現状だ。
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様々な核種に因って、明らかに海洋や河川の放射能の汚染がある中で
まやかしの、不検出の言葉に、騙され続ける日本国国民なのだろう。
原子力発電所を運転した時に、必ず出て、処理も出来ない
完全に垂れ流しとなっている、放射能の一つ、トリチウムは人体には
安全だと、原子力ムラの連中は嘯いているが、相当な健康被害もあるらしい。
福島第一原子力発電所の事故現場でも、相当な量のトリチウムが
海に放出されているらしいし、原発再稼働が行われたならば
もっと海洋に垂れ流され蓄積され、海の生物に取り込まれ、やがて人間達の
口には入り、じわじわと遺伝子が壊されて行くのだろう。
石綿の健康被害も、数十年経って、やっとその毒性が認められたと言う
恐ろしい現実もある日本国社会、日本国の国会であるので恐ろしいですね。
おわり