圧力容器内金具が変形=浜岡3号機―中部電
時事通信 11月5日(水)18時24分配信
中部電力は5日、運転停止中の浜岡原発3号機(静岡県御前崎市)で、
圧力容器の中にあるステンレス製の揺れ止め金具に、
分断やゆがみが計5カ所見つかったと発表した。
原子炉内を水中カメラで検査していたところ、見つけたという。
詳しい原因を調査する。
最終更新:11月5日(水)18時29分
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原子力事故が起これば即座に、日本国国民の生命と財産と国土に対し
多大な影響を及ぼす、原子力発電所、その肝心要の圧力容器内で
そのような重大な破損事故が起こっているなど、私は狐に摘まれたか
悪い夢でも見ているのではないかと、俄に信じ難い事故報告でありますが
現実に水中カメラを使って検査をした、その結果なのでありますから
勿論、本日は、エイプリルフールでもなく、ハロウィンでもなく紛れもない
事実の話として受け入れなくてはならない、恐ろしい話でありますね。
現在は停止中であり点検中である事から、欠損、欠落、分断が起こったのは
原子炉がフル稼動している時に起こっていて、原子炉の本丸の中では
危機一髪の状態が続いていたと言う事になり、最も重要な部分の内部で
まかり間違えば大事故に繋がっただろう、重大な破損事故でありましょうね。
ステンレス製の揺れ止め金具としか、報道規制なのか?そうとしか
書かれていないが、おそらくは、高温高圧の水蒸気が通っている細管を
固定している金具だと思われ、その細管が振動などで破断した場合には
タービンに送られている水蒸気が、核燃料棒を冷やす水と混ざり合い
高濃度に放射能に汚染された水蒸気が、大気中に放出されるような
重大な放射能漏れ事故へ波及しただろうと考えられますね。
最悪の場合には、細管が核分裂を制御する制御装置を破壊して
原子炉が制御不能の暴走状態となり、圧力容器の中の気圧が異常に上がり
水蒸気爆発を抑える為に、緊急的に高濃度の放射能を帯びた水蒸気が
大気中に直接放出される、ドライベントが行われたでしょうし
冷却水は見る見るうちに減り続けて、やがては核燃料棒が水面から露出
露出した部分からメルトダウンが起こり始めて、冷却水は放射能に完全に
汚染された状態となりつつ、最終的にはメルトダウンを通り過ぎて
福島第一原子力発電所のように、メルトスルーに至ったかも知れませんね。
ベントが行われたその時点で、高濃度の放射能が大気に放出されますから
風向きに因っては、静岡の全域が放射能に包まれたり、近隣の県にも
その影響が多大になるでしょうし、放射能を含んだ空気に触れれば
即時に被曝してしまい、水蒸気や放射能に汚染された埃や塵、砂塵などを
吸い込めば内部被曝をするでしょうし、とんでもない事になっていた可能性も
安全神話が消え去った日本国だからこそ、可能性としてある訳ですね。
静岡県の人達は、本当にラッキーだったのかも知れませんね。
ほんと神様に、救われたのでありましょう。
おわり