百万ドルの価値があると言われる、全国でも有名に成りつつある
フードバレーってなに?と、市民に言われるような知名度の低い
砂川、もとい、米沢市長の宣伝文句とは違う、十勝の清々しい
秋晴れの空は、いったい、いつになったら、この十勝平野に訪れるのか
晴れたり曇ったり、かと思えば、時に、雨が降ったり、急に止んだりと
目まぐるしい天候の移り変わりに、もうもう、目が回っちゃいそうです。

毎日眺める天気予想
更新毎に翌日は
雨マークになると言う
何とも不思議な予想ですが
予報官も、胃が痛くて
サクロンを手放せない
そんな状況だと思います。
最高気温は、28℃~27℃と高めで推移するようですが
最低気温は、14℃~19℃と、その気温差は最大で15℃と言う
何とも、その気温差に、朝の服装は半袖シャツにすべきか
その上にカーディガンを着ようかと、お洒落に迷う私ではありませんが
鏡の前で迷われる方々も、非常に多い事だだろうと思います。
あめあめくれくれもっとくれ~なんて、くだらない替え歌なんてのも
ついつい口ずさんでしまう私ですが、どうか叱らないでやって下さいね
だって、だって、雨降りだからサーフに行けないんだも~ん~♪
そんな心を察して、優しく、頭を撫で撫でして下さい。
いやいや、私は河童ではありませんから、頭の上でも大丈夫
そっと手を置いて、そうそう、そうやって、撫で撫でして下さいねぇ~
河童、なになに、そっか、河童の着ぐるみを来てシジミ獲り
もとい、合羽を着て、雨降りの中でもシジミは、確実に獲れる訳ですから
そう考えると、なんだか無性に行きたくなる、無理、無茶、命知らずの
行動好きの、冒険者+チャレンジャーの精神が、つい湧いて出て
鼻の穴からタラッと漏洩してしまう、だらしない私です。トホホホホッ♪
合羽を着て長時間、雨に打たれ続ける事により、徐々に体温は失われ
唇はブス色へと変わり、手足は痺れ感覚も無くなり、ついには、幻聴や
幻想までも現れて、命も危ないと言われる末期の低体温症となり
それでも力を振り絞り、ニトロのスプレーを、口の中に連続噴射しては
最後の望みに希望を燃やし、ギュッと握りしめられたシジミは
もう、頑張らなくたって良いんだよと、私に優しく呟いてくれて
そうかい、もう、頑張らなくても良いんだね、私がそう言った瞬間に
目の前に広がるお花畑、遠くで呼ぶ優しかった爺ちゃんの姿が見えて
おぉ~い、こっちだよ~、早くおいで~と手招きをしています。
じぃちゃ~ん、こんなにシジミを獲ったんだよ~と、得意げな顔をして
ビニール袋に入れた沢山のシジミを見せながら駆け寄る、子供の姿に
なっている私の姿が、まるで、映画を見ているように自分で自分の姿を
見ている私がそこにいて、大好きな爺ちゃんのいる場所に
あともう少しで着くのですが、どんなに走っても、その場所からは
爺ちゃんのいる所へは全く近づけず、爺ちゃんは優しく微笑んで
いるだけで、私の方へは来てくれません。
じぃちゃ~ん、じぃちゃ~んと泣きながら叫んでも
爺ちゃんは優しい顔をしてニコニコと笑っているのです。
走りすぎて私はもうヘトヘトになってしまい、その場に座り込んで
泣きじゃくるだけで、泣き疲れてついには眠ってしまうのです。
そして、ふと目が覚めたら、寝ている自分の傍らに、空になった
ニトロスプレーが転がっているのでありました。
そして一言、このスプレーが爺ちゃんだったのかと言って
空を見上げて、爺ちゃんありがとうと呟くのでありました。
そして、パトラッシュと一緒に、家に帰りました。
めでたし、めでたし
おわり