<福島第1原発>ベント前 放射性物質が10キロ圏に拡散
毎日新聞 2月22日(金)2時31分配信
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2011年3月12日の福島第1原発周辺で
観測された空間放射線量推移
東日本大震災による東京電力福島第1原発事故で、11年3月12日に
1号機格納容器の水蒸気を外部に放出する「ベント」を始める約5時間前から、
放射性物質が約10キロ圏に拡散していたことがわかった。
福島県の放射線モニタリングポストに蓄積されていた観測データの解析で判明した。
放射線量が通常の700倍超に達していた地点もあり、避難前の住民が高線量に
さらされていた実態が初めて裏づけられた。
5基が津波で流され、20基は地震による電源喪失でデータ送信できず、
事故当時、住民の避難に活用することはできなかった。
県は昨年9月下旬までに20基の蓄積データを回収し解析。
県のホームページに解析結果を掲載し、関係自治体に連絡した。
しかし、ベント前に放射性物質が拡散していたことは周知されておらず、
国会と政府の原発事故調査委員会も把握していなかった。
最初のベントは3月12日午前10時17分に試みられ、4回目の同日午後2時半ごろに「成功した」とされる。
しかし、観測データによると、主に双葉町の▽郡山地区▽山田地区▽上羽鳥地区
▽新山地区--の4地点でベント前に放射線量が上昇していた。
震災前の線量は毎時0.04~0.05マイクロシーベルトだったが、原発の北2.5キロの
郡山地区では3月12日午前5時に0.48マイクロシーベルト、同6時に2.94マイクロシーベルトと上昇。
さらにベント開始約1時間前の同9時には7.8マイクロシーベルトになった。
西5.5キロの山田地区ではベント直前の同10時に32.47マイクロシーベルトと通常の約720倍を記録した。
国の平時の被ばく許容線量は毎時に換算すると0.23マイクロシーベルトで、
各地で瞬間的に上回ったことになる。
数値の変動は風向きの変化によるとみられる。
国会事故調の最終報告書などによると、1号機では11日夜から12日未明にかけて、
全電源喪失を原因として炉心溶融(メルトダウン)が発生。
圧力容器などが損傷し、放射性物質が外部に漏出したと推定されている。
当時、住民への避難指示は、県が11日午後8時50分に2キロ圏▽国が同9時23分に3キロ圏
▽ベントを前提に国が12日午前5時44分に10キロ圏--に拡大。
だが10キロ圏内の住民(約5万人)の多くが圏外へ避難を始めたのは12日午前8時ごろとされ、
放射性物質が広範囲に拡散し始めたのは、4回目のベントとその後の同日午後3時36分の
原子炉建屋の水素爆発によるものとみられていた。
4回目のベントの約30分後には、原発の北西6キロの上羽鳥地区で線量が
1591マイクロシーベルトに急上昇している。
ベント前に観測された線量は、1時間浴びたとしても胸部X線検診1回分を下回る。
放射線防護に詳しい野口邦和・日大歯学部准教授は「ただちに健康に影響する線量ではない」
としながらも、「どのように放射性物質が拡散し、住民がどのくらいの線量を浴びたのかは
検証されなければならない」と指摘した。
【神保圭作、栗田慎一】
◇避難指示が出る前に放射性物質の拡散が始まる
東京電力福島第1原発事故で、国の10キロ圏避難指示が出る前に放射性物質の
◇避難指示が出る前に放射性物質の拡散が始まる
東京電力福島第1原発事故で、国の10キロ圏避難指示が出る前に放射性物質の
拡散が始まっていたことが県の解析データで判明したが、当時、周辺で暮らしていた
住民はその事実を知らず、避難もしていなかった。東日本大震災で福島第1原発周辺の
モニタリングポストが電源を失い、機能不全に陥っていたためだ。
これは住民放射線防護の根幹に関わる重大な問題だ。
福島第1原発事故ではモニタリングポストのほか、事故対応に当たるオフサイトセンター
福島第1原発事故ではモニタリングポストのほか、事故対応に当たるオフサイトセンター
(緊急事態応急対策拠点施設)やSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測システム)も活用できなかった。
これらの事実は、従来の備えでは深刻な原発事故に対処できないことを示している。
モニタリングに関しては、国の原子力規制委員会で事業者や自治体を交えた議論が進む。
モニタリングに関しては、国の原子力規制委員会で事業者や自治体を交えた議論が進む。
その会議に参加した福島県の担当者は積極的な発言はせず、司会者から促されて、
事故時にモニタリングポストが使えなかったことなどを伝えるだけだった。
だが、観測データを住民避難に生かせなかった失敗を福島県が
重く受け止めているのであれば、モニタリングポストの電源や通信手段の多重化を図るよう、
原発のある他の自治体に提言することもできるはずだ。
「同じ事故を二度と起こしてはならない」と主張する福島県は、自らの事故対応を再検証し、
国が新たに作る「原子力災害対策指針」策定の中心となり改善を求めていくべきだ。
【神保圭作】
★放射線モニタリングポスト 空気中の放射性物質の濃度を自動観測する装置。
★放射線モニタリングポスト 空気中の放射性物質の濃度を自動観測する装置。
全国の原発周辺地域に設置されている。
1時間ごとの平均線量を監視施設などにリアルタイムでデータ送信し、避難指示などに活用する。
電源喪失で送信できなくなっても、非常用バッテリーで観測データを機器内に蓄積し続けることができる。
最終更新:2月22日(金)2時35分
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東京電力福島第1原発事故が発生した時から、事故の危険性を察知し
日本国国民の中には、様々なデーターを自主的に集めて、放射線や
放射能が大量に外部へ漏れだしている事を知っているのに
ベント前に放射性物質が拡散していたことは周知されておらず、
国会と政府の原発事故調査委員会も把握していなかったなどと
言い訳じみた事を言うのは、真っ赤な嘘であると私は強く思います。
正門からは、事故発生時から間もなく、中性子線が観測されたとの
情報も得ていますし、高エネルギー加速器研究機構(KEK)の雄志達は
日本国の危機にいち早く着目し、事故当初の早くから大気中に舞う
放射性物質の検出をつくばで行っており、観測された放射性物質の量は
非常に膨大であり、放出された核種も、しっかりと分析されていて
福島第一原子力発電所から放出された放射能の量を、特定が出来るだけの
しっかりとしたデーターがあり、いつ頃から大量の放射能が放出されて
いたのかを把握出来る資料も残っているのですから、何で今更になって
こんな事をマスコミは言い出しているのか、昆布博士の仲間なのかと
ついつい、疑ってしまう私なのであります。
いわゆる、福島県民は、今すぐにの枝野に足止めをされ、モルモットに
された訳なのであり、福島第一原子力発電所の事故を知り、素人ながら
データーを数多く集めて、事態の危機を把握して、早く原子力発電所の
近くにいる人達は80km以上の距離に逃げなさいと、水素爆発を起こす
その前から叫んでいたのにも関わらず、日本国政府は危険はないと
言い続け、多くの人々の避難を非常に遅らせて、被曝させた訳であり
病が出たら直ぐに、問答無用で傷害罪として、当時の国会議員達を
訴えられますので福島県民の皆様は、その事を忘れずにいて欲しいです。
日本国政府を訴えるのではなく、国会議員個人とか、学者個人を訴える
この事が、イタイイタイ病や、カネミ油裁判のように、長期間ダラダラと
犯罪者達に逃げ回られるような、国策裁判に成らぬよう、非常に重要な
部分になりますので、声を大にして言いたいです。
採取期間:2011年3月15日17:48—3月16日8:48
採取空気量:540 立米
採取空気量:540 立米
放射線量グラフ 核種 濃度(Bq/cm3※1)
ヨウ素—131 2.1×10-5
テルル—132 4.9×10-6
セシウム—134 6.6×10-7
セシウム—136 1.1×10-7
セシウム—137 6.5×10-7
テルル—129m 1.2×10-6
ヨウ素—133 1.3×10-6
テクネチウム—99m※2 3.7×10-8
ヨウ素—133 1.3×10-6
テクネチウム—99m※2 3.7×10-8
このデーターは、3月15日のものですが、これだけの放射性物質が
大気中に放出されていた訳ですから、如何に危険なベントだったのか
素人の私でさえ、ハッキリと分かりますが、福島県の老人達は
その危険性を認識していないらしく、家族と一緒に住みたいだなんて
寝言のような事をまだ言ってますから、本当に恐ろしい人達だと思います。
アメリカではカルト教団が、信者を引き連れて集団自殺したと聞きますし
視点を変えれば、無知な老人達は、同じ事をしているのかも知れません。
これぐらいハッキリと言わないと、危機感を持たない者達が多くて
後から、病に罹る者が多く出て、国民(日本国政府)を相手に
高額の訴訟なんて起こされては本当にたまりません。
日本国政府を訴えれば、金になるみたいな者が、本当に増えています。
長期の裁判になると、弁護士達は長期間の収入が得られるとか
大儲け出来るので、口車に乗せられている者も多いのでしょう。
判断を下したのは、あくまでも無知な政治家と言われる個人やら
原子力ムラにいる御用学者達なのであり、国民が納めた税金を
無知で無能な個人の者の状況判断ミスから招いた、健康問題や
ある特定業者を養護する故意の命令や通達に、国民の税金を補償に
当てるなど言語道断であり、人命第一で動かぬ政治家は死刑相当
全財産没収、一族は滅亡する運命で良いのでありましょう。
どうして福島県民は、これぐらい怒らないのか、本当に不思議であります。
政治家達がバラマク税金で、既に、飼い慣らされてしまっているのでしょう。
おわり