スピードスケート王国、十勝?危うしか? | 十勝・帯広を洗濯いたし申し候

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スピードスケートがとても盛んな十勝地方の小学校では
 
冬になればグラウンドに、普通に1周200Mのスピードスケートリンクが
 
ごく自然な光景として多くある訳ですが、本州の人が見るとその光景は
 
なんとも不思議に見えてしまうのかも知れませんねぇ。
 
毎日、氷点下まで気温が下がる地域だから、水さえ撒けば氷が出来るの
 
だから、あんなスケートリンクは、簡単に作れるだろうと思っている人達も
 
本州の人達だけではなく、道民の中にもきっと多い事でありましょうね。
 
スピードスケートリンク造りを経験した人じゃないと、その過酷さと繊細さ
 
日々変わる状況の変化に対する、適切な判断など、経験を積まなくては
 
スピードスケートリンクは造れない、その難しさを知っている訳ですが
 
ココで語っても仕方がありませんから、詳しい話は割愛させて頂きます。
 
スピードスケートが好きでなくては、決して出来ないリンク造りでありますが
 
どんな作業にも危険は付き物ですから、安全には十分に注意を払い
 
もしも、誰もいないリンクの上で「心の臓」が痛み、ウゥゥゥッと倒れたら
 
忽ち、雪女に頬を撫でられて、ふぅ~と息を耳元に吹きかけられてしまい
 
カキンコキンになって死んでしまう、正に、冷たくなってしまいますから
 
氷点下の中の危険も伴う過酷な作業、一人での作業は非常に危険なので
 
2人以上で作業に当たるのが基本であり鉄則であります。
 
身体が冷えるからとの理由で、昔は飲酒をしながら造っていたとの
 
言い伝えや武勇伝などがありますが、現在ではそんな事をしていたら
 
何か自己があれば、役所も巻き込む責任問題にもなってしまいますから
 
田舎の地域以外では、そのような事は無くなっているのが現状でしょう。
 
いわゆる、スピードスケートリンク造り好きな人は、グラウンドに5㎝程度の
 
雪が積もれば、待っていましたと言うかの如く、日中でも仕事をサボり
 
誰も招集もしていないのに、俄に人々が集まり、おぅ、この気温と雪の量で
 
今夜からリンクを造っても大丈夫だろうか、まだ夜も気温が高いから無理じゃ
 
ないだろうか、取り敢えず雪踏みは出来るかも知れないな~、なんて感じで
 
井戸端作戦会議が、ごく自然に始まるのが普通の光景でしたが・・・・
 
現在ではPTAの人達も仕事の方が優先となり、その行動もだいぶ様子が
 
変わっているようで、スピードスケートリンクは体育の授業で使う
 
学習、教育の一環なのだから、教育委員会や学校が造るべきだとか言う
 
屁理屈コキが存在していて、校長や先生に丸投げをする親も増えていて
 
要するに忙しい事を理由にして、金にもならない、辛い事や、面倒くさい事
 
疲れる事はしたくないと言う姿が、見え見えの見えた君でありますが
 
まあ、そんな親を諭すのも面倒だし、ギャクギレでもされたら面白くないし
 
自らが、少しでも子供達の為に何かをしたいと、心から思わない者達を
 
ああでもない、こうでもないと構って、波風を立てても仕方がないので
 
子供達の為に何かをしたい、有志達が集まり完全にボランティアとして
 
本来あるべき姿の、真のNPOの姿となってスピードスケートリンクを
 
造る事が多いのではないかと、私は思いますが実際はどうなんでしょう。
 
学校の構内での作業であり、学校が体育の授業で使用する設備ですから
 
リンクの造成に当たって、作業員の障害保険の加入もしてくれますし
 
勿論、水道、車両、暖房、おやつ代程度の経費は全ては、教育委員会の
 
予算として学校側に配分された、スケートリンク造成費として出してくれます。
 
金銭的な個人からの手出しは基本的にはありませんが
 
まあまあ~実際には、手出しはないと言うと、それは嘘になるでしょうね。
 
全ては子供達の為ですから、惜しげもなく少額ならみんな出しちゃうのです。
 
スピードスケートは、足が痛くなるから嫌だ、寒いから嫌だ、スケート嫌いの
 
親も非常に増えてしまっている、自称、スピードスケート王国の十勝ですが
 
今シーズンも、スピードスケートで頑張る、子供は風の子達が自己ベストを
 
狙いながら頑張って活躍してくれる事でありましょう。
 
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お~い!腰が高~いぞ~!カーブでもっと加速しろ~!なんて感じで
 
応援の檄が飛ぶ事もあるけれど、本人は一生懸命に限界ギリギリで
 
滑っている訳であり、時速60km/h近いスピードに耐えながら
 
根性と勇気を振り絞り頑張っている、全て、自己との闘いである孤独で
 
辛いスポーツで、他のスポーツのように、決して華やかさはないけれど
 
粘り強さと根性はトコトン鍛え上げられて、普段の時でも少々の事では
 
へこたれない強い精神力が身に付き、社会人となって行動していても
 
とても役に立つ、自分の宝となる事でありましょう。
 
あららららっ、なんだか長文になりましたが、あと1ヶ月もすれば
 
丘リンク、屋外でのスピードスケートの季節が来るのだなと思うと
 
こんな記事を、ついつい書きたくなってしまってごめんなさい。
 
おわり