『春の釣り日記』 【 移動編 】 | 十勝・帯広を洗濯いたし申し候

十勝・帯広を洗濯いたし申し候

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港内の釣果、五目で二目、全体で2匹みたいな激渋の
 
十勝一の大きな港湾に惨敗を期し、これ以上続けても駄目だろうと
 
完全に見切りを付けて、旭浜漁港へ足を向けてみる事にする。
 
道路際にはまだ残雪が残る道路をひた走り、旭浜漁港に到着
 
外海は荒れていて、海アメも狙えそうもないので、港湾で釣る事にする。
 
相変わらず小さな港、先行者は港の右舷に1名、竿を3本出していて
 
投げとサビキで何かを狙っているようだ、中央部のやや左舷側に
 
釣り座を構え、浅い港なのでサビキに餌を付けて、ちょい投げで様子を
 
探って見る事に、間違ってウグイでも来てくれればラッキーみたいに
 
何故かテンションは非常に低い、その訳は、外洋の波も港湾の中に入り
 
水面がうねっていて、海水の色はニゴニゴで、やすっこいコーヒー牛乳色
 
見るからに釣れないだろう的な雰囲気であり、天気も良くて風もまったくなく
 
ちょいとのんびりと、ウトウトでもしながら、夜通し眠らずにいた身体を
 
休めるのには丁度良いと、正に、港には2名の釣り師しかいない貸し切り
 
休憩所とも言える人気のなさ、餌を替えようと竿を上げる、餌に変化なし
 
ピンコもウグイもいる様子もなく、約1時間半骨休めをして、次の港に向かう
 
次と言えば、やはり浜大樹港、小さいが釣り師達には、わりと人気のある港
 
竿を出すスペースがあるかなっと、移動中に思いながら到着すると
 
漁師の人達が仕事をしていて、活気がある港の姿に、これは駄目だろうと
 
港の奥に車を進ませると、案の定、全自動サビキ師達の行列の姿があり
 
竿を入れるスペースは全くなし、いつもながら、ドダ、スゴイベと、一人で
 
3本5本の竿を出すのは当たり前の、お祭り風景でいつものように心が
 
引いてしまい、釣る気は全く起こらず様子を眺める、一人のサビキ師の竿が
 
大きく曲がりパニック状態になっている、アメマスに喰い付かれたのだろう
 
隣のサビキ師が慌ててタモを持ってくる、浜大樹浜漁港には、小さな川が
 
流れ込んでいて、この時期にはアメマスも漁港内に多くいて、私も何度か
 
サビキでアメマスを上げた事がありますが、細いハリスのサビキだと
 
喰い付かれた瞬間にプチッと切られたり、タモを持っていなかったら
 
暴れるアメマスを揚げられないと言う、恐ろしい目に遭う事もありますから
 
時期に合わせて、サビキのチョイスが非常に難しい港だと私は思います。
 
ハリスを太くすれば目当ての魚が嫌って喰わないとか、此処に通う常連の
 
自動サビキ師達は、全てをマスターしているのでありましょう。
 
10分程度滞在をして、次の港へ移動する事に決定、その前にあすこの
 
道路が開通しているか様子を見なくてはと、車の中で一人でニヤニヤ
 
しながら車を走らせ、ゲートのある交差点に到着、開いている、開通している
 
これは、行かなくてはと車を走らせドンドンと進んで行く、外海は相変わらず
 
荒れていてサーフでの釣りは完全に無理、行き止まりでカワガレイでもと
 
思いつつ車を進めると、やはり、釣り師がいっぱい、駄目だこりゃと諦めて
 
手のひらガレイでも唐揚げ用に釣ろうかと、車が入れる所の途中で竿を
 
試しに出してみるが、魚からの音信は不通、全く生命反応が無くウグイすら
 
留守のようなので、ホームの港に移動する事にする、途中、今では全く
 
人気のなくなった沼に立ち寄り、唐揚げ用の手のひらガレイでもと思い立ち
 
売店の駐車場まで行くと、既に、2組の釣り師が入っていいるので
 
竿を出すのは止めて、ホームの港に到着、相変わらず全自動サビキ師の
 
姿が数名、対岸を覗くと釣り師はゼロ、早速いつものポジョンに向かい
 
釣り座を据えて竿を出すが、知らない間に風が非常に強くなっている。
 
しかも、海水は濁っていて、ちょっと高いコーヒー牛乳色になっていて
 
海面に大きなさざ波が立っていて、見るからに全く釣れる感じがしないの
 
だから困ったものだ、風も一段と強くなり竿先が、常にグァングァンと
 
大きく揺れていて、アタリを取るのも不可能な状態、まっ、でっかなウグイが
 
来たならば分かるべ的に、完全に釣りを諦めたような感じでありますが
 
2時間粘っても餌に変化もないし、ウグイすらも来ないし、いつもの釣れない
 
パーターンだと見切りを付けて、帰路に向かう事に、あっ、此処まで来たの
 
だからと河口を覗いてみようと、途中で思い立ち堤防を走り河口の入り口へ
 
さぞかし、アングラーでいっぱいだろうなと思いつつ、見てみると車が3台
 
すくなっ!川を見てみると案の定、大増水中で巨大プールになっている
 
イメージ 1
 
対岸まで400Mはあるかも知れない川幅に、流心はどこ状態なので
 
此処でアメマスを掛けるのは至難の業だろうと思いつつ、遠投補助グッツ
 
「Version2.1」に、お気に入りの14gのスプーンを装着して投げてみる
 
さすがに、飛ぶ、飛びすぎ注意、少し離れた所のアングラーも手を止めて
 
なんだ~、あいつ、遠くに飛ばして良いなあ~、いいな~なんて
 
思っているのか、なんだか変な奴が来たな~と見ているのかは
 
知らないけれど、他のアングラーの2.5倍は遠くへ飛んでいるので
 
2.5倍の長い時間アメマスを探り、トップからボトムまで、隅々まで探り
 
ガッン!キタッ!あれっ、フックONしない、ガクッ、すると目の前で魚が
 
私を小馬鹿にしたように、ライズ、キェッ、なん投か同じポイントで続けるが
 
全く駄目、まるでダメ夫、ボトム付近には草があるのか、偶にドキッとして
 
草に合わせてしまう事を繰り返しながら、この川幅では出会い頭出ない限り
 
ヒットはしないだろうと、その出会い頭の一回を逃して退却する事にしました。
 
後は、のんびりと帰るだけ~、眠気もなしで順調に進む、茂岩の町に不審者
 
警察の見張りだろうと目を流し、国道に出た所でPカーでシートベルトの
 
取り締まりをしていて、誰かが逮捕、もとい、検挙されているのを横目で
 
見ながら西へ西へと向かい、家に到着、後片づけをして、大漁2匹の獲物を
 
台所でさばき、ラップにくるみ冷蔵庫の中に入れて、お疲れさまでした。
 
24時間ノンストップの釣りの旅は無事に終了、目当ての大物ニシンは
 
釣れなかったけれど、まあそれなりに、楽しい釣行ででありました。
 
櫻が咲いた頃には、サクラマス狙いに行きたいけれど、行けるのかみたいな
 
不安を胸に秘めて、釣りって本当に楽しくて止められません。
 
これからも頑張るぞ~、待ってろよ、サーフのアメマス、って、アメマスかよ~
 
闘志を燃やすなら、サクラマスでしょ、ハイハイ。
 
おわり