いやいや参った、参った、簡単すぎる仕事ほど
難しい仕事はありません。
と言うよりも、簡単な仕事を難しく考えるのがプロと言うモノで
簡単な物を簡単に考えるのが、いわゆる、素人、素人仕事だと
いつも自負をしている私ですが、だから胃を痛めてしまうのでしょう。
仕事の依頼の用件を簡単に説明すると、マンションの共用灯の
節電についてですが、スイッチの消し忘れなどで、夜中も日中も
照明が煌々と点されている可能性が高く、電力料金の請求が
高額になる時も屡々あると言う事で、何か良い方法は無いかと
安価な方法はありませんかと相談を受け、光センサーとタイマーを
組合わせた照明器具の制御回路を考えましたが、タイマーで照明を
OFFにしてしまうと、夜中に帰宅した人は真っ暗な階段を
登らなくてはならず、人感センサーを取付けると高額になりますし
基本的に、安全性を欠いた不便な制御は駄目でありますから
壁スイッチも利用しながら、消し忘れも解消する為の制御をしたい
スイッチの入れっぱなし、これが回路構成での最大のネックで
瞬時リセットにすると、これが又、厄介な事になる事が判明し
いわゆる、消し忘れ中に制御をして、照明を消すと
そもそもスイッチはONの状態であって、そこにスイッチの入/切の
操作をすると、2回スイッチを動かさなくてはならない
使う人にとっては、複雑な操作となり、スイッチを入れても点灯しない
余計な操作が出てしまい、それを解決するには複雑な回路構成が
必要でありまして、頭の中で回路が絡まり、コンランしてしまい
いわゆる、柔らかい細い紐が絡まった状態で、思わずハサミで
チョキン、チョキンと切りたくなる、絡まった糸が解けず、イライラ~
通称テンパイ、先行きの見通しも立たないテンばった状態で
作業は前に進まぬリャンシャン手、あ~上手く出来たと思ったら
確認すると、ウヒャ~ッ、ここ、ダメじゃんの、フリテンチョンボ~
ゲゲゲゲッ~ッ、こりゃダマテンでツモルしかない、なんて感じになり
しかし、そんなヘボな仕事はしたくないので、目指す上がり手は
プロだからこそ、常にヤクマンを目指す訳であり、仕事と言うモノは
常時、ヤクマン縛りであり、だからこそプロと呼ばれる訳であり
誰でも出来る仕事とは、やはり違う道なので胃を痛めても
これも飯を食べる為であり、私が選んだ道なのだから
しょうがない訳で、何でこんな仕事を選んだのかとボヤいても
もう既に、後の祭りが始まり、恐れ入谷の鬼子母神なのであります。
いわゆる、スイッチの消し忘れ、これがもの凄いネックであって
どうせ共用の電気代は大家が支払うんだからと、無責任な考えに
なってしまうのが人間ですから、家賃の値上げにならぬように
居住者と大家さんの為にも、私がここは、一肌、脱ぎましょう。
ちょっとだけではなく、私の持つ能力と知恵を結集させて
ベロッとモロ出しの、丸出しにして、ほ~うら、みてごらん、なっ、と
問いかけられるような、良い仕事に仕上げてみせましょ~う。
おわり