昨年の猛暑の影響で、種付けをしても受精をしない
親牛、乳牛事情から、お乳を出す牛が激減してしまい
それに輪を掛けるように、牛乳の放射能汚染問題で出荷停止の
牛乳を大量に廃棄処分をしているから、牛乳の生産量が激減し
バターなどの加工乳に回す生乳が、更に大激減をしてしまい
バターの生産が出来ずに、深刻な品不足に陥っているとかで
価格は上昇し、しかも、なかなか手に入らなくなっているとか
えっ!そんな、バターな!と、お思いの人が多いのでしょうが
非常に困っている人達が多いようであります。
バターを安定的に手に入れるには、モゥ~、一家に一頭牛を
COW時代になってしまったのでしょうか、なんてのは大げさな話ですが
それぐらい、不安定な生乳の末端から作られる製品なのでしょう。
いわゆる、末端から真っ先に切り捨てられるのは、国民も牛乳でも
まったく同じと言う事が見えてしまいますが、バターは外国から大量に
連れて来て市場に供給するとか、日本国政府が言っているようです。
普段飲む、あの牛乳の価格が上昇しているから、加工品には回さない
米も60kgあたり、¥2、500円の卸売価格の上昇とか
貧乏人は買うなと、全農新潟の親分が威張って言っている訳ですから
消費者は、安い米を買い求めてウロウロする結果となるでしょう。
いきなりの、理由なき利益の上乗せの、生産者が牛耳る米価の上昇に
じゃ、国の補助金を返せ!とか、冷害や災害の時に、国民は面倒を
見てやらないぞなどと言う、国民の感情もその内に爆発をしてしまい
TPPに参加となれば、全農も潰れるでしょうし、農協も弱体するでしょう。
農業も民間企業扱いとされ、政治の力で国民を手玉に取り
政治に、政治家に、無心の金を要求している、農業者、農業組織とか
一度、何故に我々は、国家に国民に、困った時には真っ先に救済を
されているんだろうと、深く考る必要がある時期に来ていると思います。
お国に面倒を見て貰っているのではなく、国民が税金を出し合い農業を
守っていると言う真実に目を向けない限り、現在のダブルスタンダードが
丸出しになっている、農業の自由化のメリットとデメリットがハッキリと
出てしまうような、本当に真面目に農作物を作っている農家に大打撃を
深く与えるような出来事が起きてしまう事でありましょう。
巨大化した組織に誑かされていると、最後には○○の毛までも
抜かれてしまい、ヒィヒィと言わなくてはならないかも知れません。
いわゆる、下々の者は、なにも考えていないから、簡単に騙し易い
カモとして、権力がある者達の悪意に因って、利益を搾取されている
昔と同じの、庄屋と小作人みたいな、形態はなくならないのでしょう。
出来が100として、小作が貰えるのはその内の5割、後は農協に3割
全農に3割、足し算が合わない、110の数字の1割は国民から
税金として吸い上げている、補助金とか、給付金とかなのでしょう。
農協に入らないと村八分に遭うとか、補助金が貰えないとか
結局は政治に頼っている、農業の不健全な構造が日本国にはあり
国民達も、そんな輩達は助けたくないとして、じゃ、TPPを導入して
安い食料品、農産物を買えば、良いじゃんとなるのでしょう。
国策なんだから、干拓で漁業が死滅しても、関係ないなどと言っている
農業者がいる内は、農業従事者は国民から守られないでしょう。
いわゆる、馬鹿と言ったら、馬鹿と言う、あそぼっと言ったら
あそぼって言う、あの、金子みすゞの詩に繋がる話なのでありましょう。
最後に、これだけは言わせて下さい。
バターがないんだって、そんなバターな~っ!
おわり