通常は、病は気からと申しますが、気から病もありです。
病に罹ると誰しも、やまい、やばい、やばいかもと変化して
最終的には、「病なう」、となり、そこに落ち着くとは思います。
拝啓、国会議員様、何があっても悲観するなと言いますが
人生七転び八転び、それでも立ち上がろうと何かに掴まり
グッと力を入れたら、掴まった物がズルズルと動き出し
いつまで経っても、ずうっと立ち上がれない、自分の力では
立ち上がれない、多くの日本国国民の哀れな姿を
どうか、どうか、ご想像下さい。あらあら、かしこ
胃痛なう、そっこうサクロンなう、鎮痛効果を実感なう
この「なう」は、おそらくは英語の「NOW」が語源だと確信をした
そんな場面に出くわしたのでありました。
英語版のBSの海外ニュースが流れていたので、英語を知らない
私は、反射的にチャンネルを回そうと、もとい、変えようと思った時に
英語でしゃべっていた外人の話に、ふと耳を傾けると
これが、やたらと言葉の語尾に、ナウ、ナウ、を連発をしていて
おお、このナウが、流行言葉になったのかと思ったのでありました。
と言う事は、韓国語の「ニダ」も、流行語になるチャンスがあるとか
でも、野球をしている人達は混乱しますね。
ファールボールはなん打目だい、これで3打目ニダ
ん?2打、3打、どっちだい、と言うより流行らないしぃ~
まあ、こんな下らない事を書いて、胃痛を納めようとしますが
やはり、政治の話が、こっちに来なさい、こっち来なさいと
柳の木の下から手招きをして私を呼ぶんです。
どうも気になるので、ふと立ち止まって柳の木を見ると
白い着物を着た、髪の長い女の人がて立っていたんです。
顔を見ようと思いましたがね、少し遠いのでなかなか顔が見えなくて
近づいて見てやろうと歩み寄ると、長い髪が前に垂れていて
なかなか顔が見えないものですから、更に近づきますと
柳の枝が急にサワサワと揺れ始めて、何処からともなく
生暖かい風が、ふぅ~っと首元に吹いて来て、気味が悪いなと
戻ろうとした時に、女の人がいきなり、あなたの見たいのは
こんな顔なのかいと言って髪を上げたら、ひぇ~っ、顔がない
のっぺらぼうだと、慌てて逃げて、近くのそば屋に駆け込み
おいおい、おやじ、そこの柳の下にのっぺらぼうが出たぞと話すと
顔を下げながら仕込みをしていた、そば屋のおやじは
ひとつも慌てる様子もなく、へぇ~お客さんの見た顔は
こんな顔かいと顔を見せた途端、私はあっ!と叫び
行灯の火がすぅっと消えて、辺りは真っ暗になりました。
さあ、そば屋のおやじの顔は、どんな、顔だったでしょうか!
皆さん、胃が痛くなるまで考えてみて下さいね。
おわり