遺伝子組換えで「美味しんぼ」に訂正要求 食品安全の啓発団体とバトル
7月7日21時22分配信 J-CASTニュース
ホームページで訂正要求を公開
人気漫画「美味しんぼ」が遺伝子組換え作物などの不安をあおったとして、
食品安全の啓発団体から訂正を求められる騒ぎがあった。
「美味しんぼ」側は、科学的根拠があり、訂正しないとしており、
議論は、平行線のままになっている。
訂正要求があったのは、週刊ビッグコミックスピリッツの
2010年5月24日号に載った「続・食と環境問題その(8)」の回だ。
■唐木英明東大名誉教授らの啓発団体が要求
そこでは、遺伝子組換え作物や農薬が、何らかの形で人間にも影響すると紹介した。
例えば、ジャガイモについては、英ロウエット研究所が1998年に
動物実験を元に臓器への影響などを示したとした。
害虫は殺す毒性を持つが、人には害がないとされるタイプでもだ。
また、同様なタイプのトウモロコシは、間違って食用にされた結果、
アメリカで44人が呼吸困難などのアレルギー症状を引き起こしたと紹介。
日本にも飼料として輸入されており、人への影響の可能性も指摘している。
さらに、農薬の除草剤は、動物実験で互いにかみ合うほど攻撃性を与え、
脳に影響があるかもしれないとした。
いずれも、インタビューした識者の実名を挙げている。
一方で、立場が違う識者の意見も紹介。
「多くの人が、遺伝子組換えのことを良く知らずに、
怖がっている」という大学名誉教授の話も載せている。
これに対し、「食品安全情報ネットワーク」が、開設したばかりの
ホームページ上で、小学館のビッグコミックスピリッツ編集長に
訂正要求などの文書を提出したことを明らかにした。
この啓発団体は、内閣府食品安全委員としてBSE問題にも関わった
唐木英明東大名誉教授が、代表者になっている。
それによると、遺伝子組換えジャガイモについては、毒性のある成分を
意図的に組み込んだため、消化不良がそもそも想定されていたという。
そのうえで、こうした商品はなく、臓器への影響などは
一般的な結論にはならないとしている。
■「科学的根拠はあり、訂正しない」
トウモロコシについては、米食品医薬品局などが
追跡調査をした結果、アレルギー症状の原因ではなかったと指摘した。
また、除草剤の動物実験は、かなりの多量を用いたもので、
内閣府食品安全委員会では、残留許容範囲の100分の1という
厳格な安全基準を設けているとした。
そのうえで、「食品安全情報ネットワーク」は、漫画の紹介は、
科学的な根拠がなく、遺伝子組換え作物などの危険への不安を
いたずらにあおるものだと批判している。
立場の違う識者も紹介したことについても、科学的決着が
ついていることで、両論併記というのはおかしいとした。
意図的に経過を隠して引用したとし、「あるある大事典」の
テレビ局不祥事と同様な問題だとすら言っている。
代表者の唐木英明東大名誉教授は、取材に応じ、2010年7月7日夕に
この問題でビッグコミックスピリッツ編集長と話し合ったことを明らかにした。
それによると、編集長側は、少数意見であっても科学的根拠があり、
両論併記もしたとして、訂正はしないと話したという。
「先方は、科学ばかりでなく、遺伝子組換えはいやだという
感情も大切だとの立場で、越えがたい意見の違いを理解しました。
この溝を埋めるのは大変だと考えていますが、言論の自由があるので、
出版差し止めまでは求めません。
反対論があるのを知ってもらうのが大事ですので、
目的はある程度達成したと考えています」
一方、ビッグコミックスピリッツ編集部では、取材に対し、
科学的根拠がないとは考えていないとコメントした。
話し合いの結果、「認識の相違があることを相互に確認し、
今回、ご指摘を受けた作品については、特に訂正などは
しないということで合意に達しました」という。
さらに、「不安を訴える人たちが実在することを、
その逆の立場の人たちと共に『両論併記』の形で描いた」と主張。
識者インタビューに基づいており、発言を捏造した
「あるある大事典」と同様というのは、まったくの誤りだとした。
この点は話し合いでも強く主張し、唐木名誉教授側も
「行き過ぎた表現」であったことを認めたとしている。
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最終更新:7月8日16時15分
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人間が創り上げて歴史的にも短い人工生物を、食するのであるからよっぽどに
人間は神であると信じていない限り、そんな危ないものは口にしないだろう。
口にするのは合理主義者の、アメリカ人ぐらいなのだと思うし、そのアメリカ人の中でも
富裕層の者達は、そんな危ないものは、貧乏人に喰わせて、我々は天然物しか喰わないとか
正に、金儲けの道具的な植物であって、金があり頭の良い人は喰わないだろう。
まあ、食品安全の啓発団体の者達は、遺伝子組み替えの食物を、毎日喰っていれば良いだけで
それを他人に喰えと推奨したり、人々が知らない間に勝手に法律を作り食品に混ぜたり
政府の指導だとか言って、喰えと強要したり勧めないで欲しい訳であり、貴様らだけが
勝手に好んで喰らっていれば、ただそれだけで良いのだろうし、遺伝子組み替え食物で満腹に
なっていれば良いだけの話なのだと思うので、議論などと言うものは完全に無用であろう。
石油から作られた食肉とかあったが、健康上にも安全上にも問題はないと、科学者達が言って
いたが、それらの食品が流行らなかったのも、人々が危険性があると喰うのを敬遠したから
今現在食品として流通をしていない訳であり、それを開発した者が喰らい続けているかと言えば
そんな危険な者を食い続けていたら、健康を害するからと、絶対に喰らい続けてはいないのであり
結局は、安全だ安全だと言いまくっている、原子力発電所と同じなのであって、他人の健康や
生命がどうなろうと関係はないと言う、自分達に都合の良い科学的根拠を持ち出した
マネーを稼ぐ為の誰も責任を執る者もいない、完全に無責任な、人々への押し付であり
その被害が出るのは、数十年ぐらい先の話だろうから、その頃に業界からドロンしていれば
責任なんて追及されないと、高を括っているだけなのであろう。
遺伝子組み替え食物が安全だと唱える者は、365日×3食、毎日、それを喰らい続け
10年後、何も健康被害もなく、ピンピンしていたら、ほら、これが科学的根拠なんだと
本人の安全は認めてやるが、人間のホルモンや遺伝子に与える影響については、食べ続けた後に
その者が生んだ赤ん坊をサンプリングし、五体満足であり脳にも異常が見られず、染色体の
遺伝子に異常がない、正常であると認められた時に、初めて遺伝子組み替え食物は
動物が食べても安全であると100歩譲って、完全に認めてあげようではないか
それまでは、安全であると口にしてはいけないのであり、口にしても危険性は少ないなどと
暫定的な表現に留めておくべきであり、日本国政府も、業者に加担してマネーの為に
安全であると、決して断言はしてはいけないのである。
遺伝子組み替え食物が安全だと称えている者達は、兎に角、喰らい続けるべきであり
自らの身体と家族や子供達の身体を、長期生態実験として提供し、安全を示すべきである。
遺伝子組み替え食物を開発した科学者も、然りである。
おわり