「走らされるメロス」新作 | 十勝・帯広を洗濯いたし申し候

十勝・帯広を洗濯いたし申し候

Yahooの勝手な事情からの移民です。トホホ

世の中の流れに身を任せ、見ざる言わざる聞かざると、誰に逆らう事もせず

まして、有力者や権力者に逆らうなどとは、完全な御法度としながら

そうでゲスね、さようでございますねと、野太鼓赤シャツを決め込んで

ドンブラコと何処までも、流れに逆らわず流れ生きて行く事は

時に我慢さえすれば、その様な生き方は楽であるし、止められないのであろう。

ドンブラコッコ、ドンブラコ、船頭さんに連れられて、行き先も定かでない濃い霧の中

この先には豊かな社会があるのだと、素晴らしい未来のの話しに、なんの疑いを持たずに

誰かが言うが侭に付いて行く、長く連なる人々の列を見ながら、なんど騙されても

不平や不満の声も出さず、懲りる怒ると言う感情すらも、完全に麻痺をしているのか

それとも、そんな感情は当に捨て去っているのか、何度も同じ言葉に騙されては

まるで気が狂った洗脳信者かの様に、熱烈に政治家達を持ち上げている姿を見る度に

そんなイエスマン達の行軍する先には、大東亜共栄圏などあるのだろうかと・・・

「走れメロス」と言う感動の物語があるが、「走らされるメロス」だったら、とても嫌だ

本物の物語は、悪い王に囚われた、メロスの親友のセリヌンティウスは、メロスが必ず

戻って来ると信じ、ただひたすらに親友を待つと言う物語であるが、走らされるメロスは

悪い王に囚われた親友のセリヌンティウスは、実は、悪い王の手下であり仲間であり

メロスは、セリヌンティウスのそんな小隊があるとは、全く知らずに親友の為に必死になり

走り続ける、メロスの心を裏切る醜くそして、恐ろしい物語であり、メロスが一生懸命に

親友セリヌンティウスの為に、様々な苦難を乗り越え、全力で走り続けている間

悪い王とセリヌンティウス、そして家来どもは、人目の付かない地下室の中で

超高級牛肉を使ったすき焼きを食べながら、呑めや唄えのドンチャン騒ぎの大宴会をしていて

メロスが息を切らせ戻って来たと情報が入った途端、サッと宴会場を片付けて

何事もなかったように、渋い顔をしてメロスを出迎え、よくぞ戻って来たなと悪い王が言い

セリヌンティウスは無事に解放されて、めでたしめでたしとなるのだが、そこで物語が

終わらないのが「走らされるメロス」なのである、数日後、また、セリヌンティウスは

悪い王の囚われの身になり、メロスは親友を助ける為に、命をかけて走り続けるのである。

そして、再び、地下室では大宴会が開かれ、メロスが到着する前に宴会場は片付けられ

親友の為にメロスは帰って来る、それの繰り返しの物語なのである。

いわば、エンドレスの騙しの物語で、主人公メロスは、を何故に頑なに信じ

裏切られている事に気付かないのかと、読む人がイライラする、なんとも馬鹿馬鹿しい

物語であるのだが、自分が主人公のメロスになっている事は、誰も気付かないのも面白い

そんな物語でもあるのが、「走らされるメロス」なのである。

お国の為です消費税増税に賛成して下さい、はい分かりました納得しました、ハイどうぞ

国民の半数に近い者達が「走らされるメロス」なのであるが、全然その事には気付かずに

悪い王とねんごろになっている、セリヌンティウスの為に走り続ける事を決めているらしい

続編に「ブルータスお前もか」と言う、新しい筋書きの物語も作られるようであるが

いずれにしても、主人公が自分である事には、誰も気付かない物語になるのだろう。

せっせせっせと納税をして、国会議員や公務員達の懐に入れられ、余った金はバラバラバラと

そこら中にバラ撒かれ、そして又、せっせせっせと国民は納税をして、いわゆるその姿は

パシリのメロス、カツアゲされていても、仲間に仲良くしていて貰いたい、そんな者にも

見える訳であるが、自分がパシリにされていても、本人が気付かなければ、その関係は

いつまでも続き、悪い心の仲間達は、とても都合の良い奴として決して手放さないだろう。

言うなれば、都合の良い国民は、日本国政府も国会議員も公務員も、手放さない訳であり

時折、機嫌を取るのに飴玉を与えて手なづけ、本人には、奴隷だと気付かせないように

ネギを背負ったカモを失わないように、神経を使い飼い続けているだけなのであろう。

常に、国会議員や地方議員、公務員達が中心に据え置かれ、赤シャツや野太鼓となる

公務員や資産家、大企業の役員を上手く使いながら、パシリの国民を賢く上手く動かして

集められた金や利益を、仲間内で山分けしているだけの、日本国と言う国家なのだろう。

社会福祉予算が足りないならば、貴様らの持って行っている、金を減らせと言う話に

なるのが普通であるが、国民の多くは「走らされるメロス」なんだから

もう、どうにもならないのでありましょう。

おわり