祝い!釣り情報 | 十勝・帯広を洗濯いたし申し候

十勝・帯広を洗濯いたし申し候

Yahooの勝手な事情からの移民です。トホホ

ちょっと遅めに起きた朝、風もなく暖かな日である事に、兼ねてから行きたいと思っていた

釣りに行く気になり、冷凍庫にまだある、冷凍オキアミ2/3ブロックをたがえて

保冷材数個と共にアイスボックスに放り込み、コンビニでパンと飲み物を買いリュックに押し込み

途中で立ち寄った、釣具屋でイソメを購入し、足りない釣り具を買い足して、まずは、移動距離が

70kmある第一目標の場所に車をビュンビュンと走らせた。

何度も通っている走り慣れた道、GW中の移動車輌の混雑もなく、快調に車はいつも行く

シジミ採りの場所に到着したが、今年は見た瞬間に状況が非常に悪くこれは駄目だと分かった。

駄目だと分かっていても、調べない訳にはいかないので、調べてみるとやはり駄目だった。

勿論、収穫はゼロであり、石斑魚狙いの竿を出す気にもならなかった。

気を取り直して、石斑魚を狙いに以前に爆兆ポイントであった海岸を目指した。

そのポイントに到着した途端に、風が強く、しかも、波が高くて釣りにならないと判断

風と波を避け、海岸沿いにある築港を目指す事にまたも予定を変更する。

まずは、釣果が期待できる小さな築港に到着し、まわりを見るとやはり高波を避けて来ただろう

釣り人達で溢れていた、しかも、チカ狙いだろう、電動しゃくり機を使っている常連だろう

そんな釣り人が数人がいて、あんたらは漁師かいと、ムカッとしたので車も下りずに場所を

移動する事に直ぐに決定して、次の築港を目指したのだが、風が一段と強くなり、車が風に煽られ

今日はどこに行っても釣りは駄目だろうと、その時点で諦めたのであったが、ここまで来たら

この侭で帰っても何も成らないので、もう一つの築港を目指して車を走らせた。

あまり釣れない築港で有名だが、数名の釣り人と、家族連れで賑わっていた。

風も弱く、ここで竿を下ろそうかと思ったのだが、どう見ても誰も釣れていないと言うのか

あまりにも小さな築港なので、やる気も起きずに、再び最終地点の大きな築港を目指して

車を走らせる事にして、雪解けの辺りの景色を眺めながら走ると、やはり所々に残雪があり

海岸沿いは暖かい筈なのに、いつもと違う風景に、今まで気温が低かった事に改めて気が付く。

大きな築港に到着、しかし、風が凄い、いつも釣り人が多い不当にも、釣り人の姿がない

これは駄目だろうと諦めながらも、車を風囲いにして竿を出すが、ビュンビュンと吹き付ける

風は、車をグラグラと揺らしながら、今にも横転するんじゃないかと思うぐらいの強風で

竿置きに置くと飛ばされそうなので、仕方がないので手で持ちながら当たりを待つが

当たりなんて分かるか状態なので、そうそうに場所を移動したが、少し風が弱いが相変わらず

釣りになるような状況ではなかったが、それでも糸を垂らし続け、おおおっ、何か竿が重い

とうとう来あがったな!これは明らかにあの感触だ!!

短く細いロットが弓の様に撓る、ギリギリギリと4000番の小さなリールが回る。

こりゃヤバイ、この竿じゃ上がらないかもと不安が過ぎる、防波堤から身を乗り出して

竿先を真下に向けてリールを巻き続け、ラインのみで引き上げる事に、出あがったな化け物

オレンジ色の姿が海面から顔を出す、2号のラインは風を斬りピュピューと音を立て

今にも切れそうな状況であり、野郎、これでラインが切れたら仕掛けと錘が御陀仏だ

ラインは大好きなナイロンテグスなので、伸びながら、ジワジワとオレンジの化け物を

ゆっくりとゆっくりと手元へ引き上げている、何とか手の届くところまで来たので

手を伸ばしキャッチする事が出来た、ラインブレークせずに本当に良かったのである。

正に、オレンジ色の化け物が釣れると言う事は、本日終了は間違いのない事だと実感

しかし、イソメもあるし使い切るまでと、再び遠投をしてみるのであった。

おおおおおっ、またも、重い、だめだこりゃとギリギリ、ギリギリとリールを巻く

同じ様な状況でオレンジ色の化け物を無事にキャッチ、再び、リリースする。

なんでリリースするんだと釣り人に叱られるかも知れないが、ヒトデだってこんな暇人の

相手をしてくれるのだから、敬意を払って海に帰してあげるのは当然なのである。

この場所は駄目だと見切りを付け、竿に仕掛けを付けた侭で、車内に放り投げ場所を移動する

もう4時半を回り、いわゆる釣り人が良く言う、釣れる刻のユウマズメである事に

一部の望みをかけて、再び糸を垂らす、しかし1遠目から根がかり、何じゃこれである。

外そうと藻掻くが、どうみても無理であると判断、無理矢理に引きプチッ、仕掛けと錘は

完全に御陀仏、勿体ないと思いつつ、ユウマズメに期待して仕掛けを付け直す

何度か投げたが当たりがなく、もう駄目だと諦めかけたその時であった、またも根がかりか

ラインが重い、リールをギリギリと巻く非常に重いながらも、微妙に引き寄せられて来る

出たな化け物と重いながら、ゆっくりとゆっくりとリールを巻き、ようやっと姿を現した

その姿をみて愕然としたのである、それはなんと針金に絡まった直径20个阿蕕い離蹇璽

長さは2メートルぐらいあり、そこにヒトデまでもいるではないか、ゲゲゲッ

これは上がらないだろうと思ったが、ここは腕の見せ所とラインを気遣いながら釣り上げ

見事にゲット、流石にロープと針金はリリースが出来ないので、後の処理は港湾管理者に

任せる事にして、釣りは終了とし帰宅の家路へとついたのである。

昨日の収穫、完全に死んでいる空のシジミ数個、大物のヒトデ2匹、中型のヒトデ1匹

ロープと錆びてグチャグチャになった針金少々であった。

釣りってもんは、そんなもんなのである。

釣れる時もあれば、釣れないと分かりながら糸を垂らす時もあるのだ。

釣りのシーズンはこれからだ、気を落とさずにガンバるしかないのである。

待ってろよ、石斑魚、つったるで~ぇ~。 とほほっ。

おわり